肋骨 骨折 症状。 肋骨骨折のリアル:症状や治療方法、完治までの生活をまとめてみた

肋骨を痛めた時の対処 3つの方法

肋骨 骨折 症状

肋骨骨折の基礎知識 POINT 肋骨骨折とは 肋骨は背中から胸を覆うように、左右12本ずつ存在し、胸や一部の腹部臓器を保護する役割などがあります。 肋骨骨折は胸のケガの中ではかなり高頻度で起きるものです。 交通事故や高いところからの転落で起きることはもちろん、机やタンスのカドにぶつけた、ゴルフで強くスイングした、激しい咳が長引いた、などのように比較的軽い外力でも折れることがあります。 症状としては、骨折部位を押すと痛い、咳をしたり体を動かすと痛い、などがあります。 見た目にも青あざが出来ていたり、腫れていたりすることもあります。 診断は診察と胸部レントゲン(X線)検査で行います。 必要に応じて胸部CT検査も行うことがあります。 軽度の骨折では、痛み止めの飲み薬や湿布での対応で問題ありません。 痛みが強い場合などでは、固定帯による固定などを行います。 ほとんどの場合は数週間以内に治癒します。 手術が必要になることはまれです。 肋骨骨折が心配な方や治療したい方は整形外科を受診してください。 では胸の痛みが出ますが、特に咳込んだときに響く痛みが特徴的です。 転んだり、交通事故にあったりしたときにも起きる骨折ですが、強い咳込みが続いた時や、ゴルフのスイングを繰り返した時など、自身で力を入れただけで起こる骨折でもあります。 ご自身の症状がでないかと心配になった時、まずは整形外科のクリニックを受診されることをお勧めします。 で手術が必要となることはまれですので、大病院である必要はなく、クリニックで十分な対応が可能です。 の診断は診察とレントゲンで行います。 場合によってはエコーやCTを補助的に使用しますが、初期の小さな骨折は画像検査に写りにくいことが多いです。 CTであれば大抵の骨折はわかるものの、それほどまで小さな骨折であれば治療法は骨折があってもなくても変わらないため、だけを診断するためにCTを撮影することは多くありません。 またにともなってやという別の外傷が生じることがあるため、レントゲンやCTはそちらに対する検査の意味も兼ねています。 やがあって総合的な治療が必要な場合には、レントゲンやその他行われた診察、検査の結果をまとめた診療情報提供書(紹介状)とともに、対応が可能な病院を紹介してくれます。 肋骨骨折でお困りの方.

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どれくらいで治る?肋骨を骨折する原因と痛みの症状

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この記事の目次• 肋骨の役割 肋骨(ろっこつ)という部分は、ほとんどの脊椎動物についている骨で、外からの刺激に対して内臓を守る働きをしています。 人間の肋骨も同じように、人間の胸の部分の内臓を守るためにある骨です。 あばら骨とも言われます。 その肋骨で守られている内臓は、肺と心臓、そして肝臓です。 ちょうど脊髄から胸部の内臓を取り囲むようにあります。 その骨は24本あり、脊髄から両側にそれぞれ12本ずつ付いています。 またそのうちの8番目から12番目は前の部分が開いています。 なぜかというと、呼吸をするときに骨がその機能を妨げることがないように、また体をねじったりするときに柔軟に動けるようにするためです。 もし、肋骨の骨ががっちりと頑丈に固められていたら、人間のさまざまな機能を果たせなくなってしまうのです。 軟骨が繋いでいる 左右12本の肋骨が胸骨という胸の骨と背骨に繋がっている部分は骨に近い軟骨で出来ており、柔軟性があります。 これを胸郭と呼び、この軟骨部分が人間の上半身の動きに幅を持たせ、肋骨も軽く動くように出来ています。 この軟骨部分は息を吐いた時には縮み、吸った時には広がるようになっています。 また、横からの力や圧迫感にも対応できるようになっており、様々な衝撃を吸収する役割を担っています。 肋骨にひびが入るとどんな症状になるの? 実は肋骨はひびが入ったり、骨折をしやすい骨としても知られています。 肋骨の1本1本はとても細く、外部、内部からの衝撃にとても弱く日常生活のちょっとした原因でひびが入ったり、骨折したりすることがあります。 もし大きく骨折して内臓に突き刺さるような状態であれば重大なことになります。 しかし一方でそのような弱い骨ではありますが、何本もあったり安静にすることで修復しやすかったりするので、1本程度のひびや骨折では他の肋骨が支えることで十分な機能を果たすことが出来るため、痛みさえ辛くなければ不自由さを感じないことがあります。 時々、肋骨のひびを医療機関に行かずに治したなどという人がいるのはそのためです。 症状 肋骨にひびが入ったとき、または骨折の可能性がある場合の症状としては次のようなものがあります。 深呼吸をすると痛む• 咳やくしゃみをすると痛む• 寝るときに寝返りをうつだけで痛む• 横を向くと痛みを感じ、眠れない• 内臓に痛みを感じる このような症状がある場合は、肋骨にひびが入っているか、骨折している可能性もあります。 肋骨は外からの衝撃に対して内臓を覆うように守っている骨です。 そこにひびが入るので、ちょっとしたことで、内臓や周辺に痛みが走るのです。 時には笑うことも不自由になることもあります。 もし痛くてもあまり辛さを感じないからといって放置しておくと、気がつかないうちに肋骨に守られている肺や心臓、肝臓に障害が及ぶこともあります。 また肋骨のひびや骨折が原因の疾患を併発している可能性もあります。 普段と違う痛みなどを感じたら医療機関に受診するようにしましょう。 入浴で悪化する ヒビが入っている場合は内臓が傷つくことはありませんが、折れている場合などは内蔵を覆っている膜や肋骨を包んでいる膜が傷つき炎症を起こしている場合があります。 この場合に入浴をして身体を温めてしまうと、炎症が悪化し痛みなどの症状が悪化する場合がります。 血行を良くしてしまって、出血が起こってしまうことで、血がたまり重症化する可能性もあります。 もし肋骨に痛みが出ている場合は診察を受けるまでは湯船への入浴は避けたほうが良いでしょう。 肋骨にひびが入る原因 では、肋骨にひびが入るのはどうしてでしょう?その原因を見てみましょう。 外傷によるもの 肋骨にひびが入る原因の多くは、外傷によるものです。 交通事故や暴行などにあったときやラグビーのタックル、スノーボードでの転倒や接触など激しいスポーツなどで起こるのが多いことが知られています。 またまれにゴルフのスイングしたらひびが入ったという事例もあり、身体をひねるだけでもひびが入ることがあります。 普段の生活の中では、自転車での転倒などでも肋骨にひびが入ることがあります。 疲労によるもの 同じような動作の繰り返しによって疲労した肋骨にひびが入ることがあります。 主にスポーツが原因です。 よく言われているのは、• ゴルフのスイング• 野球の投球• 野球のバッティング です。 このような動作はスポーツ中何度も繰り返されるものです。 その動作によって疲労した肋骨に気がつかないうちにひびが入っていたり、場合によっては骨折してしまっていることがあります。 もしそのようなスポーツ中に胸の痛みや呼吸がしづらいなどの症状がでた場合は、すぐにスポーツを中止して医療機関に受診したほうがよいでしょう。 折れやすい場所 肋骨にも薄さや細さなどの特徴から中でも折れやすい箇所があります。 それが上から数えて5番目から8番目の骨です。 特にこの箇所の肋骨は薄く細い特徴があるため折れやすい特徴があります。 肺が入っている丁度横の当たりで、脇腹に当たる部分です。 長さも最も長い部分でもあり、衝撃などによって折れやすい箇所にあります。 1本だけでなく、複数本折れることがあります。 多いケースとしては、丁度側面の部分で内側か外側に折れるケースと前側と背中側の二箇所で骨折が起こる場合があります。 その他の箇所の骨折の場合は出血によりあざになったり、腫れたりしてきますが、肋骨の骨折の場合は内側に出血が起こり血が溜まっていくのであざの症状が現れにくい傾向があります。 ひびと骨折の症状の違いは? では、肋骨にひびが入る場合と骨折では症状に違いがあるのでしょうか? 基本的に症状に違いはありません。 ひびが入った場合も骨折の場合も上記のように、咳やくしゃみで痛くなったり、寝返りをしたときに痛むなどの症状が現れます。 しかし注意したいのは、肋骨の骨折が原因となって起こる疾患があるということです。 肋骨の骨折が原因の疾患 それは 外傷性気胸という疾患です。 外傷性気胸は、胸腔内に空気が溜まり、肺が小さく収縮してしまう状態になる疾患です。 肺が小さく縮むことで呼吸がしづらくなったり、場合によっては呼吸が困難な状態になります。 このような外傷性気胸になる原因として、肋骨の骨折があるのです。 ひびの状態であればいいのですが、ひびから骨折になっていた場合、さらにその骨折により肺が損傷を受けたときになりやすいといわれています。 症状としては、呼吸をするたびに胸が痛むことや呼吸困難、または息切れが多く、場合によっては皮膚が紫色になってしまうチアノーゼという症状を起こすこともあります。 傷が小さい場合は胸の奥の方からブーブーという空気の漏れるような音が聞こえることもあります。 ひびと骨折の違いは外側からでは分かりません。 またレントゲンでも判断が難しいところがあります。 自己判断は危険です。 少しでも異常を感じたら医療機関に受診しましょう。 レントゲンでひびはわからない? では肋骨のひびや骨折はどのように診断されるのでしょう? 医療機関、整形外科などに受診した場合は、まずレントゲン検査になります。 レントゲンで骨折線が出ていれば、骨折と診断されます。 しかし、肋骨のひびの場合はレントゲンにうつらないことを知っていましたか? ひびや肋骨の軟骨部分の骨折に関してはレントゲンではわかりません。 骨にひびが入っていたとしてもそれがずれていなければ、レントゲンにはうつらないのです。 なので触診などによる診察になります。 また、ひびや骨折が原因の気胸の疾患などについては、胸部レントゲンで判断することが出来ます。 検査に関しては、女性の場合は下着などのこともありますので、レントゲンや触診に備えてシンプルな下着やキャミソールなど診察に不便のないものを着用していくのがよいかもしれません。 またレントゲンの仕方など医院によって立ったままや寝た状態のものまでさまざまあります。 タイトなスカートや極端に短いスカートなどは避けたほうがよいでしょう。 治療法は? では肋骨にひびが入った場合の治療法はどのようなものがあるのでしょうか? 肋骨は手や足の骨のように簡単に固定できない場所です。 しかし回復の早い骨としても知られています。 なので安静にして骨がきちんとつながるように静かにして生活するのが一番の治療法です。 さらに以下のような原因がある場合は、それを取り除くのが大切です。 咳やくしゃみなどによる疲労からくるひびである場合 まず原因となる咳やくしゃみをとめるように治療をすることが必要になります。 その上で絶対安静が必要です。 咳などが出ている場合は、そのたびに激痛が走るので咳が止まるまでは耐え難い苦痛が続いてしまいます。 咳やくしゃみでも骨折することを知っておき予防することも重要でしょう。 スポーツ中や事故が原因の場合 原因となるスポーツはお休みしましょう。 完治するまでスポーツはやめて完治した後も身体に注意して適度にするようにしましょう。 原因を取り除き、安静にすることで早い回復が望めます。 また痛みがひどい場合は鎮痛剤などの処方がされますし、ギプスで肋骨の位置を固定すると痛みが軽減されます。 バストバンドと呼ばれるコルセットもあります。 形は下着のようなもので、ギプスのように大げさな感じではないので装着しやすいでしょう。 市販でも出ています。 価格はおおよそ2000円程度です。 コルセットと同様に肋骨の位置を固定することで痛みが軽減されます。 まずは動かさないことを目標にしましょう。 ただし、ひびから骨折に悪化してしまって、さらに気胸などの疾患を併発した場合は入院する必要があります。 またレントゲンなどの診察で骨のズレがあまりにもある場合、固定手術などの治療が行われることがあります。 特に肋骨に異常が現れやすいスポーツでは、ボクシングなどの格闘技やゴルフや野球でのスイングの回転運動での事故が多くあります。 痛みが小さく現れた状態からさらに運動を続けることで症状が悪化するケースがありますので、自覚症状が現れた場合は安静にして痛みが無くなるまでは中止したほうが良いでしょう。 治療にかかる治療期間は? 原因を取り除き、静かに安静にしていれば、治療期間は大体2~3週間程度で痛みはひいてくるでしょう。 完治までにはおおよそ2ヶ月程度かかります。 ひびの程度や他の損傷がない場合はもっと早い場合もあります。 それぐらい肋骨は修復の早い骨なのです。 まずは安静にすることです。 ひびの入った肋骨を刺激するような運動や動作はやめて、静かに過ごすことが回復への一番の道のりです。 肋骨にはギブスなどの矯正固定を行う道具は使えないので、動かそうと思えば動かせてしまうという問題があります。 なので、どうしても動かしてしまいがちですが、出来る限りひねる行動などは避けましょう。 また、生理現象でどうしようも無いですが、肋骨にヒビが入っているときのくしゃみや咳などの行為で激痛が走ります。 この時も出来るだけ衝撃を抑えて耐えるようにしましょう。 日常生活で気をつけたほうがよいこと もし、肋骨にひびが入ったり、骨折の可能性があると思われるときに気をつけたほうがよいことはあるのでしょうか? 日常生活の中で肋骨を刺激するような動作はしていませんか?体を必要以上にねじったり、またそのような動作を継続するなど、骨の疲労につながるような動作をやめましょう。 また重たいものを持ったり、咳やくしゃみなども悪化する原因となります。 呼吸を激しくする動作、大きく笑うなどの動作も肺の活動を活発にさせます。 痛みのあるときは控えましょう。 治療中に気をつけたい食生活 骨にひびが入っていたり、骨折したりしてしまったときは、骨の形成に重要な栄養素を摂るように心がけましょう。 毎日の食事の中に乳製品や小魚、卵黄や赤みの肉や新鮮な魚、大豆などを多めに摂ることをオススメします。 これらの食品に含まれるカルシウムやビタミンD、たんぱく質は骨を形成するのに必ず必要な要素です。 特にたんぱく質が不足すると、骨だけでなく身体のほかの器官にも影響が出てきます。 たっぷりと摂るように心がけましょう。 女性などはダイエット中にひびや骨折をしやすくなります。 気をつけましょう。 骨を作る上ではコラーゲンの成分の重要になってきます。 コラーゲンは建造物で言う鉄骨の様な役割を担っています。 弾力性のある成分を20%ほど形成に当てることで折れにくい靭やかな骨を作っています。 同時にコラーゲンも一緒に摂ることも忘れないようにしましょう。 また加工食品に含まれるリン酸塩などは、カルシウムの吸収を低下させる作用があります。 なるべく加工食品を控えるようにしましょう。 必要によっては、健康的な食事のほかにビタミン剤や総合栄養補助食品などを適宜補うように摂ると早めの回復が見込まれます。 咳やくしゃみ対策 食事などによって丈夫な骨を作るサポートをすることは非常に重要です。 しかし、丈夫な骨を作っていても、骨粗しょう症でなくとも咳やくしゃみによって肋骨の骨にヒビが入る事はそれほど珍しくはありません。 風邪を引いたときや、花粉症の季節などで多く発症の可能性があり、知らない間に治る場合もあります。 ひどい場合だと咳やくしゃみをすると息が一時的に出来なくなるくらい、痛む場合もありどれほどの苦痛か想像できると思います。 この様な事故を発生させないためになるべく衝撃を起こさないように咳やくしゃみを行うことや、咳止めや花粉症の薬などをしっかり服用して、症状の発生を抑えることが重要です。 思い切り気持ちよく咳やくしゃみをしていると、いきなり激痛が襲ってくるなんてことがありますので注意しましょう。 特に高齢者は治りが遅く、またこのような事故にもなりやすいので、しっかり予防法を行い対策していきましょう。 過度の筋肉トレーニング 適度に筋肉を付けることは重要です。 肋骨を補強する上では体幹の筋肉を付けておくことでクッションの役割を持ち、肋骨の負担を軽減することが出来ます。 しかし、過度の筋肉トレーニングを行った場合、逆に負荷がかかりすぎて肋骨にヒビが入るなどの怪我につながることがあります。 その他にも、筋トレのやり過ぎで肋骨の間で筋肉が炎症を起こしてしまうこともあります。 場合によっては長期間の咳やくしゃみなどでも、筋肉痛になったり肋間筋損傷などの症状が現れることがあります。 骨の症状の他にもこの様な筋肉による症状や、筋肉が骨に影響を与えることもありますので、注意しましょう。

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肋骨疲労骨折の症状【咳・くしゃみが長期的に続く場合】

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肋骨骨折とは?肋骨骨折の特徴と症状 肋骨は折れやすく、咳やくしゃみ、深呼吸などで痛みます。 肋骨骨折は、胸部のケガで最も多いとされています。 中高年以降は、弱い力で肋骨が折れることもある 胸郭(きょうかく:胸部の骨格)をつくる肋骨は、一番上の第1肋骨から第12肋骨まで左右12対あり、心臓や肺などの臓器を保護し、呼吸運動に関与します。 肋骨は外傷を受けやすい位置にあるので、骨折がとても多く発生し、全骨折の10~20%との報告もあります。 肋骨骨折は第5~8肋骨に好発、特に第7肋骨に多くみられ、第1・2・11・12肋骨の骨折は少ないでしょう。 交通事故やスポーツ中のケガ、転倒してテーブルや椅子、浴槽などのカドに肋骨をぶつけて折れることが多いです。 特に更年期以降の骨粗鬆症の人は、ごく弱い力や激しい咳でも、肋骨が折れることがあるので注意しましょう。 ちなみに幼少期は、肋骨が弾力性に富むため、骨折することはまれです。 ヒビだけで骨のズレがない、不全骨折の症状 肋骨の不全骨折は、一般的に2週間で痛みがとれ、3~4週間で治癒します。 肋骨に沿って、骨折部の圧痛(押したときの痛み)や、前後や左右から肋骨を両手で挟み圧迫したときの痛みがみられます。 骨折部には皮下出血(あざ)や腫れが生じ、骨折側の腕を動かしたときや深呼吸、咳やくしゃみで肋骨の痛みが強くなるでしょう。 骨折部の骨が離れてしまう、完全骨折の症状 肋骨の完全骨折は、一般的に3週間で痛みがとれ、4~6週間で治癒します。 不全骨折の症状に加え、呼吸が浅く、突然咳きこむことがあります。 骨折部のズレが大きいときは、触れると患部が変形しており、深呼吸でギシギシ・グズグズといった軋轢(あつれき)音を触知できるでしょう。 軋轢音は、患者自身も起床時やせき、上体を動かしたときなどに感じることがあります。 胸から背中の広範囲に痛みがあり、息苦しいときは、内臓の損傷が疑われますので、専門医を受診してください。 まずは、近隣の整形外科を受診し、必要があれば各専門医を紹介してもらうとよいでしょう。 前後や左右から挟まれるように圧迫された場合は、胸郭の外方に向かって曲がる骨折になります。 激しい咳やくしゃみ、分娩や嘔吐、ゴルフスイングなどの身体運動で、肋骨に付く筋肉が強い力で急に縮んだとき、付着部で骨が引き裂かれる「剥離骨折」をおこすことがあるでしょう。 肋骨に弱い力が繰り返し加わり折れる、 「疲労骨折」も多発します。 ゴルフや野球のスイング、投球動作や剣道の素振り、長引く激しい咳などでも受傷するので、ご注意ください。 肋骨骨折に気づかずに放置したらどうなるの? 肋骨骨折の痛みが軽い場合は、打撲や肋間神経痛などと勘違いして、放置してしまうケースもあるでしょう。 特に思い当たる原因がはっきりしない疲労骨折では、『肋骨を骨折した』という自覚がないかもしれません。 また、骨が弱くなっている高齢者では、室内のどこかに肋骨を軽くぶつけて骨折しても、覚えていないことが多いものです。 日常生活での寝返りや、横の物を取るなどの身体を捻る動作、せき・くしゃみなどが原因の場合は、まさか肋骨が折れているとは思わないでしょう。 骨折に気づかない程度の肋骨の損傷で、合併症がなく、強い外力による大きな転位(骨のズレ)がなければ、肋骨骨折は自然に治癒します。 しかし、放置すれば骨折部に負担がかかったり、不安定になり、痛みがしつこく続くことも多いでしょう。 骨折の保存療法では、固定をして患部の安静を保つことで骨癒合(骨がつく)を早め、痛みを消炎鎮痛剤などでコントロールします。 したがって、肋骨骨折を放置すると、軽症であれば自然治癒しますが、病院で治療を受けた場合と比べ、痛みや骨癒合の期間は長びくと考えられます。 肋骨骨折を放置しても良いの?ダメなの? 放置も選択肢の一つですが、 合併症が疑われたら病院に急ぎましょう。 軽症であれば放置もアリ……でも固定した方が楽! 軽症の肋骨骨折で、痛みを我慢できるのであれば、放置しても良いかもしれません。 しかし、できれば固定や湿布をした方が、楽に過ごせますし、痛みも軽くなるのは間違いありません。 肋骨のヒビや打撲程度であれば、ドラッグストアやネットなどで手軽に入手できる、胸部固定帯(バストバンドやリブバンドなど:1,500~2,000円前後)で固定することをおすすめします。 こんな肋骨骨折は放置してはダメ!こわい合併症 強い外力により受傷した肋骨骨折に生じる、絶対に放置してはいけない合併症をみていきましょう。 原因は、交通事故や転落、刺し傷や切り傷などで、X線などの検査と入院治療が必要な場合が多いです。 フレイルチェスト(動揺胸郭) 1本の肋骨が2ヶ所以上で折れ、それが連続する2本以上に及ぶ場合、胸部が支持されず動揺性胸郭となります。 骨折による不安定な部分が、息を吸うとき凹み、息を吐くとき出っ張る、奇異呼吸が特徴です。 胸の痛みや呼吸困難、チアノーゼや皮下気腫(肺から漏れた空気が皮下に溜まる)などがみられます。 呼吸時の激しい痛みのため呼吸障害をおこし、低酸素血症や高二酸化炭素血症、無気肺(肺がつぶれた状態)や肺炎などを合併することもあります。 肺を損傷していることも多く、重症例ではショック症状があらわれ、生命に危険がおよぶこともあります。 フレイルチェストが疑われたら救急搬送が必要ですが、救急隊が来るまでの間、患部に厚手のタオルを当て、患側の胸から背中までテープで固定するとよいでしょう。 X線やCTなどで検査、人工呼吸療法により内側から骨折部を固定したり、手術による外固定が検討されます。 外傷性気胸 外傷性気胸では、胸の痛みと突然の咳や呼吸困難におそわれます。 肋骨骨折により損傷を受けた肺から、胸腔(肺と肋骨の間)に空気が漏れて溜まり、肺が縮んでおこる症状です。 空気が大量に漏れる重症の気胸(緊張性気胸)では、心臓が圧迫されて血圧が低下し、ショック症状に至ることも。 胸部X線やCT検査などで診断、胸腔に貯まった空気を吸い出す処置が施されます。 注射針や細いカテーテルで吸引したり、肋骨の間からチューブを挿入(胸腔ドレナージ)し持続的に装置で吸引する処置がされるでしょう。 肺の損傷が大きい場合、出血による血胸の治療も必要になります。 血胸 肺や心臓、血管の損傷により、胸腔内に血液がたまり、胸痛や呼吸困難、発熱やチアノーゼなどが生じます。 早期は、不安感、冷や汗、呼吸が浅く速くなる、末梢の脈が弱くなる、手足が蒼白く冷たくなるなどの症状があらわれるでしょう。 急激に血圧が低下して、意識障害や呼吸不全をおこし、多臓器不全に至る場合もあるので、細心の注意が必要です。 胸部X線検査で診断、胸腔ドレナージで胸腔に貯まった血液を吸引しますが、重症例では手術が検討される場合もあります。 子供や若年成人の内臓損傷 胸郭が弾力性に富むため、大きな外力が加わったときに、肋骨の変形を伴わず内臓を損傷することがあるので、要注意です。 腎損傷、膀胱破裂 第11・12肋骨を強打したときに受傷し、腹痛や血尿がみられます。 肺の疾患 肋骨の痛みにより十分に息が吸えないために、肺炎などをおこしやすくなります。 肺の疾患を予防する目的で、1時間毎に深呼吸か咳をするように指示されるでしょう。 骨折部に手のひらやクッションを当てると、深呼吸や咳をしたときの痛みを軽減できます。 また、心臓・気管・横隔膜の損傷、胸膜炎などの合併症がおこることもあります。 肋骨骨折による死亡例は、内臓や血管の損傷、肺炎によりもたらされます。 肋骨骨折の合併症が疑われたら、早期に専門医による適切な治療を受けましょう。 放置以外の肋骨骨折治療は? 合併症のない肋骨骨折の、整形外科での治療とリハビリを解説します。 肋骨骨折治療は、バンド固定と消炎鎮痛剤 骨折治療の基本は固定ですが、呼吸により常に動いている肋骨は、完全な固定が難しいので、治療においては不利といえます。 しかしながら、肋骨はきわめて骨折が治りやすい組織なので、軽症であれば放置しても骨はつきます。 治療の目的は、骨癒合を早め、今現在の痛みをとり、肋間神経痛などの後遺症を残さないこととなります。 患部の安静を保つために、マジックテープで着脱が容易な、胸部固定帯(バストバンドなど)で固定します。 就寝時以外は、息苦しくない程度の強さで装着し、肋骨の痛みが落ち着くまで続けます。 急性期で寝ていても痛みが強いときは、ゆるめにバンドを巻いて就寝してもよいでしょう。 肋骨骨折の痛みには、消炎鎮痛剤の内服や湿布・塗り薬、痛みが強い場合は肋間神経ブロック注射が施されるでしょう。 日常生活では、上体をひねったり重い物を持ち上げるなど、肋骨骨折部に痛みを感じる動作を避けます。 骨が弱っていて肋骨を骨折した患者さんは、骨粗鬆症の治療も並行して行われます。 合併症や高度の転位(骨のズレ)がなければ、肋骨骨折で手術が検討されることは、ほとんどありません。 リハビリは、筋力低下や関節可動域と肺機能低下の改善を目指します 肋骨を骨折すると体を動かしたときに痛むので、どうしても関節の動きが悪くなり、筋肉が弱くなります。 肋骨骨折の治療中は、骨折部に負担のかからない範囲で、ストレッチと筋肉トレーニングを行いましょう。 リハビリはやり過ぎたり、ひどく痛いのを我慢して無理に行っては、逆効果になりかねません。 運動は、主治医や理学療法士の指示に従い、下肢と肘や手関節を中心に少しずつ始め、徐々に強度を増していきます。 特に肩関節の運動は肋骨の痛みを伴うので、より慎重に行ってください。 また、肋骨の痛みによる浅い呼吸は肺炎などの原因となるので、呼吸法の指導も受けて訓練しましょう。 肋骨骨折の治療後は、衰えた心肺機能と体幹の筋肉のリハビリを行います。 速足や大股のウォーキング、軽いジョギングなどで、少し息が弾む程度の運動から始めます。 また、腹筋や背筋、股関節の筋肉のストレッチと筋トレも重要なので、主治医と相談しながら行ってください。 健常者のリハビリは肋骨骨折受傷から、1~2ヵ月での重労働やスポーツ復帰を目標にするとよいでしょう。 入院治療を受けた高齢者では、廃用(長期安静による心身の機能低下)の予防と日常生活への復帰を目指します。 肋骨骨折の後遺症は、肋骨の変形、肋間筋の痛み、肋間神経痛、肺活量の低下などです。 後遺症が残らないように、早期から主治医に対処法などを相談しましょう。 肋骨骨折のセルフケアは、テーピング! 軽症の肋骨骨折や、治療後も肋骨に痛みが残るときは、テーピングが有効です。 伸縮性のテープ(キネシオテープなど)は、肋骨の動きをある程度制限して、痛みを和らげます。 また、血液やリンパ液の循環が良くなるので、肋骨骨折の治癒を早める効果が期待できますね。 テープは、ドラッグストアやネットなどで入手できる、5cm幅の伸縮性のテープを使用します。 長さ15cmのテープを1枚、10cmのテープを3枚用意してください。 肋骨が痛む側の腕を挙げて、上体を起こします• 骨折部が15cmテープの真ん中にくるように、ほぼ真横に貼っていきます• 骨折部が10cmテープの真ん中にくるように、縦に15cmテープと直角になるように貼りましょう• 縦に貼った1枚目の10cmテープの右側2分の1に重ねるように、2枚目の10cmテープを縦に貼ります• 肋骨が痛む側の腕を挙げて、上体を反対側にひねります• テープの1端をみぞおちの横(骨折側)に貼ります• そのまま痛む肋骨に沿って、テープを引っ張らずに、背中に向けて貼っていきましょう• 腕を降ろしたとき、テープがわき腹をはさんで、U字型に貼れていれば完成です テープは、痒くなければ2~3日、貼っておけます。 入浴してテープが濡れたら、乾いたタオルで叩くか、ドライヤーで乾かしてください。 痛みが強くなったり、痒みやカブレがみられたら中止してください。 トワテック リサーチ キネシオロジーテープ貼り方講座 肋骨骨折は、合併症と類似疾患の鑑別が重要! 軽症の肋骨骨折は、放置しても自然と治りますが、病院で治療した方が早く楽になります。 肋骨骨折は整形外科での治療も勿論大切ですが、何よりも合併症の鑑別が重要と言えます。 肋骨の痛みが咳やくしゃみで強くなり、肋骨の上に指を置き、その上から軽く叩いて響けば、肋骨骨折を疑ってもよいでしょう。 肋骨骨折の合併症は、専門医にしか診断できません。 また、胸の痛みや呼吸の異常を感じる類似疾患(心臓や血管、神経などの病気)も多く存在します。 肋骨を傷めたあとに、息苦しい、咳や痰がでる、冷や汗や吐き気などの異常が見られたら、放置してはいけません。 迷わず近隣の専門病院へ急ぐことを、強くおすすめします。

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