僕の心。 ラブコメ未満からついにラブコメへと至った『僕の心のヤバイやつ』3巻

漫画『僕の心のヤバイやつ』 ふたりの”変化と答え” に気付いた瞬間のキュンキュンがやばい 傑作ラブコメ!

僕の心

中二病の陰キャ男子・ 市川京太郎と、学園カースト頂点の美少女・ 山田杏奈。 まるで接点がない二人の距離が、偶然にも縮まっていき……京太郎の青春が今、静かに動き出す……! 『僕の心のヤバイやつ』第3巻書影 陰キャ少年と陽キャ美少女の 極甘青春ラブコメディ『』が、『』で4位に選ばれました。 そこで前回のインタビュー()に続き、 桜井のりお先生へ二度目の取材を実施! 前回のインタビューから丸一年、大きく関係性が変化した市川と山田の恋心を桜井のりお先生に直接語っていただきました。 今の率直なお気持ちをお聞かせください。 桜井:読者投票の賞なので、たくさんの方が読んで支持してくださっているのが実感できました。 SNSでもすごく熱い応援をいただいていて、とても嬉しいです。 みなさーん!この度「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」にて僕の心のヤバイやつが4位をいただきました!投票してくださった皆様、本当にありがとうございます。 今までは1話完結のギャグだったので、これからの展開を楽しみにしてくれているのが、今までと違うなって。 桜井:反響があるのは嬉しいんですけど、プレッシャーが大きくなる不安と、両面あります。 毎回トレンドに入っていると、いつか入らなくなるんじゃ……みたいな。 桜井:ちょっと怖くなっちゃうところもありますね。 『王様のブランチ』はよく見ていましたので、ブックコーナーでいつか取り上げられないかなー? とは思っていましたけど、まさか本当に出るとは(笑)。 桜井:今まではマンガが好きな人に読んでもらえている感触はありましたけど、ここ最近は本当に、それほどマンガに触れていない方にも読まれ始めているのかなって感じています。 桜井:心の動きを描くことって、 私自身の気持ちや感覚を晒す感じなんです。 「これって共感されるのか?」「自分が正しいのかな?」って不安でしたので、読者さんに伝わっていて安心しました。 桜井:ギャグって共感じゃなくて、ハチャメチャなことが面白いってことなので。 感情を共感されるようにマンガを描くのは初めてでしたから、自分の感覚が合ってるかどうかが不安だったんです。 市川に感情移入してくれている読者さんが大勢いるから、ちょっとでもおかしな行動をしたら「あれ?」って思われるんじゃないかなって。 なので、説明しすぎるってことはありませんね。 分かりにくさでいうと31話のLINEを交換する回のラスト。 結局 市川と山田がLINEを交換したかどうかが分からないので、おまけで描いてほしいって担当編集さんから言われた記憶があります。 担当編集:そうしないと3巻最後のエピソードに繋がっていかないんですよね。 でも『僕ヤバ』は、よほど分かりにくい時を除いては修正をお願いすることはありません。 ネームの段階で、ほぼ最終形態に近いものが来るんです。 本当に編集者としてそれでいいのか? って僕も葛藤があって、毎回何かツッ込めることはないか、必死に探してはいるんですけど(笑)。 桜井:あと、読者の中で意見が割れていると感じたのは、LINEの回で、山田が石室くんと同じマンションだから 「親同士が仲良いんだ」って市川に聞こえるように言っているシーンです。 「石室くんとは別に仲良くないよ」って事をアピールしているのか、市川に嫉妬させようとして発言しているのか、これはどっちの意図なんだろうって。 分かりにくいのはちょっと反省してるんですけど。 桜井:市川は鈍感な時もあるし、敏感すぎる時もあるし、そこのさじ加減は難しいですね。 鈍感っていうよりも、 気づきつつも認められない心の葛藤を描きたかったんです。 桜井:山田のことが好きだけど、どうせ自分には手に入らないからって、 悪い方へ勝手に解釈しちゃう。 そういう心の動きって、多かれ少なかれ誰でもあると思うんです。 本心では欲しいのに、「まぁ、いらないかなー?」みたいな斜に構えてしまう時はあります。 深く考えすぎちゃうみたいな。 桜井:この回はやらポをぶち込みました。 桜井:そうですね。 マイナス思考を否定するんじゃなくて、 「そのままがいい」って言ってくれる存在が描きたいですね。 マイナス思考になっている市川って可愛いところがありますので。 桜井:ストレートには決心してはいないけど、市川なりに 「将来はこうなりたいな」って考えている部分を持っています。 そこはうっすらと読者の方にも想像してほしいと思っています。 山田の顎クイに作者も驚愕「えっ!? 「陰キャと陽キャが徐々に交わっていくのがたまらない」「甘酸っぱい距離感は青春そのもの」といった声があります。 二人の距離感が近づいていく様子を描くことについて伺えればと。 桜井:どのくらい近づけるべきかって距離感の塩梅は大変ですね。 私が考えている以上に、山田が市川を好きになるにつれて、どんどん近づいてしまうんですよ。 私としては、山田にはもうちょっと慎重にやってほしい(笑)。 そんな思惑があるんですけど、山田の方から勝手に市川に近づいてしまうことが最近出てきています。 桜井:なので当初想定しているよりも、早いペースで二人が近づいている感じがします。 たぶん、 山田は考えるよりも先に動いちゃうタイプなんだろうなって。 でも動いちゃうけど後で反省するみたいな。 そういう感じがいいなーって思います。 46話のカフェの回で、最後に山田が顎クイするじゃないですか。 ここが自然に出てきて、私も「えっ!? 山田?」って驚きました。 桜井:そこは市川を見守りたくなるような存在として描いているところが、気に入っていただけたんだと思います。 相手が目の前にいなくても 「この場面だったら、あの人はどうするんだろう?」とか 「今頃何してるのかなー」って、常に相手のことを考えてしまう。 そんなところが男女問わず可愛いですよね。 山田がいい影響を与えているんでしょうか? 桜井: 「中二病が治っていく」というのは初期のテーマだったんで、はい、そこは想定内ですね。 桜井:そこは、 市川が自分のことをそこまで信用してないんでしょうね。 桜井:メガネは単に好みの問題で、今までに描いたマンガでも、そんなにメガネキャラって出てきてないと思います。 あと市川って、どこかカッコつけみたいなところがあって、そんなにオタクっぽくない方がいいのかなって感じです。 独占欲が意外と強いんでしょうか? 桜井:独占欲よりも、 自分しか知らない山田を全世界が知ってしまう恐怖の方が強いんだと思います。 彼みたいな性格だとマイナー好きになるから、それがメジャーになると悲しいって感覚があるんでしょうね。 桜井:『僕ヤバ』に限らず『ロロッロ!』も同じなんですけど、絶対に下着を描かないって決めているわけではないので。 ここのシーンは、隠すと逆に不自然になっちゃうかなーと(笑)。 必然性を一番大切にしています。 桜井:あの無言の感じ(笑)。 あそこはねっとりと、無駄にコマを多くして描写しました。

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漫画『僕の心のヤバイやつ』 ふたりの”変化と答え” に気付いた瞬間のキュンキュンがやばい 傑作ラブコメ!

僕の心

・イブにぃ……男女2人がぁ……渋谷の街でぇ……パンケーキぃ……? 混じりっけ無し純度100%のデートだよ。 これは。 「みたいだな」じゃねえぞ市川。 ・引きの回……というわけでもなく、ただただデートの始まりを見せつけられた回。 なんだろう、クリスマス篇は終始『これ』をやりつつ間で重たいのを打つからなというメッセージを勝手に受け取った。 ・予告でも思ったが、山田にキメてんなぁ。 流石モデル。 全身絵のスタイルの良さもハンパじゃない。 左掻き上げて右に髪流すのは市川リスペクトか? よく分からないがさまになってるのは確か。 ・頭っから行きましょう。 個人の感想、考察です。 ・渋谷、ハチ公前、14時集合。 冒頭のLINE画面から日付の変わる深夜にやり取りをしていたことが分かる。 深夜『に』か『まで』なのかは分からないが、デートプランの作成にそこまで時間がかかってしまったという説が個人的に微笑ましくていい。 ・不審者スタイル市川。 中二男子にとっての精一杯のお洒落……なのだろうか。 ドクロ&黒マスク&迷彩&ファー付きフードを被ってるで跳満くらいはあげたいな。 なんで渋谷かってそんなもん漫画の受け渡しだけで終わらせるつもりがないからに決まってんだろ! ・気が急いて待ち合わせの30分前に到着。 たぶん前日もよく眠れなかったんだろな。 遠足前の気分……はちょっと例えとしてナメすぎで、もうそのまま単純に『好きな子と休日に会うのがただ楽しみ』でいいでしょう。 奇を衒う必要ない。 ・遠目に山田発見! 前も感想で書いた気がするけど、互いの心拍数()が見たいなぁ。 この瞬間に市川は120くらいまで爆上がりしたに違いないし、山田は山田で平時よりやや早いくらいだと予想。 というか妄想。 ・あの距離でも一目で山田判定が降りる市川、『僕は遭遇した』を思い出す。 あの時も一応一目で山田だと認識できてたが、確信具合は今回の方が高い気がする。 『そうであってほしい』が混ざってるのは認めます。 けど霊感だけどさ、今の市川は雑誌に載ってる山田に気づかなかったり、『知らない女の人みたい』とはならない気がしません? ・その高そうな服でコンビニスナックを食うあたりが山田が山田たるゆえん。 13時半って昼飯食ったばっかりあろうに。 そんで久々に『もがー』見た気がすんな。 ついでに冷たい視線も久しぶり。 ・互いに早く着いちゃって、けど相手もそうだとは思ってなかったこの初々しい感じ、最高。 付き合い立てのルじゃねえか。 チキン食ってる場合じゃねえぞ山田。 塗り直してるのは色つきリップだろうか、いやあ気合い入ってますなぁ。 お色直しはちゃんと隠れるようにするあたり、乙女がほとばしってる。 え?常識なんですか? そうですか……。 ・「行く?」に圧を感じる。 OK以外の返答は認めなさそうなくらいだけど、山田はそんなつもりないんだろうな。 ただあんまり勇気を振り絞ってる感じもしない。 ある程度市川も来るだろうなという思いはありそう、予定無いのは確認してたわけだし。 それにしてもこの白々しい「そうだ!」よ。 ・だいぶのこと唐突な提案だけど、市川もあんまり驚いてなさげ。 うすうす勘づいてた説に一票。 後ろで『多分なんかの用事のついでに~』とは思ってるけども、これはいつもの的自己防衛思考じゃないでしょうか。 ・イブということを表に出そうとしないの、市川はまあ分かるが、山田はなんでだこれ。 「年末だからね……」で誤魔化してる。 さては市川のことを『色恋の空気を出したら逃げる生物』かなんかと思ってらっしゃる? まああながち外れてはいませんが……。 純粋に、自分の好意に繋がる情報を開示したくないってことだろうか。 変に回りくどい言い方したが、要するに好きバレ避け。 ……あんなにぐいぐい行っといて? 良い笑顔で「やっと顔見れた」とか言えるのに? なんかチグハグだな。 Tig-Hug。 Oxymoron。 まあそんなもんか。 ・ようやくフード&マスクをキャストオフ。 というかあの格好に何にも言わなかった山田、マジで顔が見れなかった以外になんの不満も無かったんだろうか。 だとしたら流石。 ・疑似手つなぎ! 手と手がハート(が書かれた紙袋)で繋がれてる……。 よかった、真後ろがちゃんとルで……。 ジョイントアレルギーのローランド・イスタスがいたら大変な事になってた……。 冗談はさておき、これが1人で渋谷を歩く誰かだったらそっちに感情移入してしまうところだった。 ・恋人というか親子っぽいしぐさだな。 冷静に見ると。 山田と市川だから『繋がって、並んで歩くということ』『はぐれないこと』に文脈が生まれるわけで。 2度と離れてくれるなよ……。 ・なおも離れようとする市川にタックル! 前言撤回、ルその特等席変われ。 心が壊れようとも私は2人を観測するんだ。 なんてこったストーカーは私だったか。 ・王様のブランチがもっとも信頼できる情報機関かぁ。 女子っぽくてベネ。 ・「ダ…ダメ…?」「ぜ…全然…ダメじゃない…」。 もうね……最高。 こういう時今までなら「しょうがないな」とか言いそうだった市川がですよ、たぶん二話前の気づきを経て「ダメじゃない」ってちょっと素直に言えるようになってんですよ。 ・階段の段差1つで目線がいっしょになるんですよね。 僕ヤバ読者の誰もが妄想したキスシチュエーションがそこにある。 クリスマス篇はほんとじっくりやるつもりだろうか。 いいぞ、次は列に並んで入るまでで一話使っても。 なんだかんだでどちらかの家に入るところで4巻終了だ。 ・とりあえず、ここまで。 また追記します。 ・扉絵来た! 【更新】思春期ラ「僕の心のヤバイやつ」最新話が更新されました。 なんだろう、つくづく女子中学生の格好じゃないだろ。 今どき+都会ともなるとこれが普通なんだろうか。 いやぁ、タッパがないとこの服は着こなせないだろ……。 ・気合入ってるのはもう死ぬほど伝わってくるが、大人っぽく見えすぎてるのが逆に不安というか。 同じ学校で制服着てる山田ならまだ比較的気安いけど、これだもの。 下校は並んでできるのに、私服になるとちょっと距離を置こうとしたあたりからも、『この山田』に対する心的距離は開いてるのかなと勘ぐりたくなる。 イブの渋谷って状況がそうさせてるだけとも思いたいが。 ・私の懸念とは裏腹に、山田の格好を見ても市川はそんなにネガティブなことを考えてなさそう。 「何かの用事のついでに〜」とモーグはあるが、それが例えば「実は彼氏がいて、そのためのおめかしだろう」みたいな妄想に繋がってる気配がないというか。 ん、けど「並ばない方がいいよな」からはそんな気配を感じないこともないなこれ。 むずい。 ・ちゃんと市川が車道側を歩いてるなぁ、と思ってたんだけど、これ山田の位置どりか? 自分の顔がよく見える方を市川に歩かせてると。 ツラに自信がありすぎる……。 モデルなんだから当然だろ案件だが、肝心の自分は市川の顔がよく見えないのはいいんだろうか。 図書室であんなにお菓子貪っといて、今更市川の前でそんなこと気にする?とは一瞬思ったけども、まあ気合入れるべき初デートでラーメン屋はないだろう。 多少無理しても微笑ましい部類だ。 その辺りは付き合いだしてから気安くラーメン屋に行けばいい。 逆に市川はもうちょっとええカッコしろよと思わないでもないが、厨二なんで仕方ないのか。 付き合えるとも思ってないし。 ・山田はどこまでプラン立ててるんでしょうね。 イブに遊ぶのは前日急遽決まったわけで、確定してから24時間と経っていない。 作戦を立てる時間はそんなになかったはずだ。 相談相手もいないはずで、何を頼りにプランを立てたのかも気になる。 あんまり興味もなかっただろうし、友達間でそういう話をするのもビッチさんくらいだろう、インプットも少ない気がする。 ・市川を好きになってから、『いつか』のために日々妄想してたとかかな。 健気で泣けてくる。 こういう積極性を市川に見せて欲しいのだけど、それじゃあっという間に物語が終わるか。 ・ここまで。 最後の煽りのとおり、ゆったりとした時間が流れてる1話だった。 次回更新は2週間後、いいね! 隔週更新は本当にありがたい。 ついでにその次の週には単行本も発売で、たぶんあっという間に来るんだろうな。 senkutsu.

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僕の心のヤバイやつ感想『僕は山田が嫌い』

僕の心

あらすじ [ ] 市川京太郎は中二病を患う中学2年生で、日々殺人の妄想を繰り広げていた。 彼は自分と対照的な同級生・山田杏奈から見下されていると思い込んでおり、特に彼女を殺したいと思っていた。 ある日、京太郎は山田が学校に食べ物を持ち込み、図書室で食べているのを目撃する。 その後も山田は美少女のイメージとはかけ離れた言動をとり、京太郎はそんな彼女を放っておけなくなるが、その理由が分からず煩悶する。 そんな折、体育の授業で山田が負傷するアクシデントが起こる。 負傷に涙する山田を見ていた京太郎もいつしか泣いており、そのことに気づいた京太郎は、自分が山田に恋していたことを自覚する。 一方の山田も当初は京太郎のことを特に気に留めていなかったが、次第に彼に関心を抱き、お気に入りの漫画を貸すなど自分から積極的に交流を図るようになる。 そして2学期最後の登校日、山田は漫画の続巻を貸すという理由で、クリスマス・イブに京太郎と会う約束を取り付ける。 登場人物 [ ] 主人公とヒロイン [ ] 市川 京太郎(いちかわ きょうたろう) 本作の主人公を務める男子中学生。 作中では家族として母と姉が登場しており、2人からは「京ちゃん」と呼ばれている。 内向的な性格で友達を持たず 、休み時間は読書をして過ごしており 、昼休みは図書室に入り浸っている。 同級生を殺す妄想をするなど中二病を患っており、モノローグでは偉ぶった物言いをすることもあるが、自己肯定感は低い。 他方でスマートではないながらも行動力があり 、作中では困っている人のために行動を起こす場面がしばしば描かれている。 山田に対しては当初、自分のような陰キャを下に見ているものと決めつけていたが、物語が進むにつれて彼女の意外な姿を目の当たりにするようになり、次第に彼女に惹かれ、遂には恋心を自覚するに至っている。 一方で、自己肯定感の低さなどが災いして山田が自分に好意を抱いていることには気づいておらず、山田の言動について見当違いの解釈をしてしまうこともある。 山田 杏奈(やまだ あんな) 本作のヒロイン。 京太郎の同級生で 、雑誌モデルとして活動する美少女。 の上位にいる陽キャで 、校内では友人の小林ちひろ・関根萌子・吉田芹那と行動を共にすることが多い。 性格はかつマイペースで、間の抜けたところもある。 また食い意地が張っており 、お菓子の持ち込みを禁止されているにもかかわらず、校内で隠れて食べている。 物語開始時点では京太郎のことは特に意識していなかったが、その後、彼が自分を助けてくれていることに気づき、彼女なりに親愛の情を示すようになる。 物語が進むにつれて図書室に顔を出すことが増えていき 、京太郎への好意も増していっている。 恋心を自覚してからは、自分からボディタッチすることも厭わないなど、より積極的に京太郎との距離を縮めようとしている。 その他の人物 [ ] 小林 ちひろ(こばやし ちひろ) 京太郎と同じクラスの女子生徒。 山田の親友で、彼女からは「ちぃ」と呼ばれる。 よく山田の世話を焼いており、京太郎からは密かに「彼氏さん」と呼ばれている。 一方で抜けているところもあり 、異性には弱い。 関根 萌子(せきね もえこ) 京太郎と同じクラスの女子生徒で、山田の友人。 派手な容姿で言動は軽薄であり、京太郎からはビッチ扱いされているが、その実、学業成績は学年上位を誇る。 吉田 芹那(よしだ せりな) 京太郎と同じクラスの女子生徒。 山田の友人で、彼女からは「にゃあ」と呼ばれる。 気が強く、情に厚い。 足立(あだち) 京太郎と同じクラスの男子生徒。 クラスメイトの神崎・太田とともにしょっちゅう猥談をしている。 山田に惹かれており 、彼女がいる女子グループにモーションをかけているが、卑猥な下心を見抜かれてしばしば冷たい視線を向けられている。 神崎(かんざき) 京太郎と同じクラスの男子生徒。 足立や太田とともにしょっちゅう猥談をしている。 素朴な見た目に反して異性に関する発言はマニアックで、京太郎からはブス専扱いされている。 原(はら) 京太郎と同じクラスの、した女子生徒。 神崎に好意を抱かれており 、2人で出かけたりしている。 また山田とも交流があり、彼女と京太郎が互いに想い合っていることに感づいている。 南条(なんじょう) 京太郎の1学年上の先輩。 山田との交際を狙って幾度となくアプローチをかけているが、そのたびに山田の友達に阻まれている。 京太郎からは「ナンパイ」と呼ばれ、嫌われている。 おねえ 京太郎の姉。 名前は不明。 大学生で軽音部所属。 京太郎のことは「京ちゃん」と呼んでいる。 性格はクール系だが弟のことは溺愛している。 京太郎からはうざがられているものの、二人で街に出かける程度には仲がいい。 作風 [ ] 先述したように、本作は陰キャ少年・京太郎と陽キャ少女・山田の恋物語である。 ストーリーは京太郎の視点で描かれており 、彼が恋に落ちていくさまが事細かに描かれている。 他のキャラクターについても表情の些細な変化などから心情をうかがい知ることができるようになっており、総じてキャラクターの感情や関係性の変化が丁寧に描かれた作品となっている。 一方で、京太郎と山田は互いに好き合ってはいるものの、相手に惚れた決定的瞬間がいつなのかは明確にされていない。 これは意図的なもので、作者の桜井は、中学生の初恋は恋愛感情とそれ以外の感情の境目が曖昧であり、恋に落ちたタイミングと恋を自覚したタイミングが違うという面白さを本作で表現したかったのだと発言している。 この意図はタイトルにも表れており、桜井曰く「僕の心のヤバイやつ」というタイトルは「自分の中にある、恋心なのか何なのかわからない感情」を表現したいという思いから生まれたものだという。 本作と並行して執筆された『』とは、陰キャの子供を主人公に据えているという共通点がある。 これは当時の桜井が陰キャの子供とその周りの人間との関係性に関心を抱いていたことに起因しているが、他方で主人公の性別は異なり、その結果、『ロロッロ! 』では主人公が同性の女子グループに馴染めるかが描かれているのに対し、本作では異性の女子と親しくなれるかという点に主眼が置かれるという、異なる観点を持つ作品に仕上がっている。 加えて本作は『ロロッロ! 』よりもリアリティを追求した作品となっており 、陰キャ男子のがリアルに描かれているほか 、作中に登場するも男子中学生の性欲を生々しく描いたものになっている。 また、本作は桜井曰く「サラッとも読めるけど、何度も読み返すことでも発見がある」作品になるよう作られている。 実際に、作中には「答えを明示しない謎」が散りばめられており、新しい話が公開されるたびに、謎の存在に気づいた読者がインターネット上で考察を繰り広げるのが恒例となっている。 制作背景 [ ] 桜井によると、かつて自分を担当していたが人事異動に伴って一時漫画の編集業から離れてしまったといい、その編集者が再び漫画雑誌の編集部に配属された際、一緒に漫画を作りたいと思って桜井がコンタクトを取ったことが、本作が生まれたきっかけだという。 なお、この編集者の当時の配属先は編集部であったが 、本作は『週刊少年チャンピオン』での連載を経てウェブコミック配信サイトでの連載に移行するという経緯をたどった。 これについて桜井は、本作はもともとウェブコミック配信サイトでの連載を予定していたと語っており、その上で、作品を知ってもらうため序盤の話のみ『週刊少年チャンピオン』に掲載する形を採ったと発言している。 男子を主人公に据えるというアイディアは、『ロロッロ! 』で少女型ロボットが男子化する回を描いたことがきっかけで生まれた。 この回では男子化したことで女子を見る目が変化するという話が描かれており、桜井曰く、そこから「男子目線から女子を描くと、魅力的に見えるんじゃないか」という着想を得たという。 一方で、ヒロイン・山田のモチーフは元アイドルのであり、桜井によると亀井のパーソナリティの一部を山田に反映させているという。 社会的評価 [ ] 受賞歴 [ ] 映像外部リンク - 本作は複数のにノミネートされており、このうち一般投票型の漫画賞で好成績を収めている。 特にには『』のオトコ編で3位に入っており、これを記念して実写が公開されている。 受賞年 セレモニー 部門・賞 対象 備考 2019 オトコ編3位 僕の心のヤバいやつ WEBマンガ部門5位 僕の心のヤバいやつ 2020 13位 僕の心のヤバいやつ 11位 僕の心のヤバいやつ 4位 僕の心のヤバいやつ 書評 [ ]• 小説家のは、自らが学生時代に京太郎のような存在であったことをふまえ「かつて市川だった皆に刺さるはずの漫画 」と評価している。 の(文責:本間英士)では、『』からの連想で当作を紹介。 ただかわいいだけのラブコメではなく、京太郎を見る山田の視線などのキャラクターの表情の機微や、次第に2人の距離が縮まり山田の表情が「恋する女の子」に変化していくさまが秀逸であると評価している。 書誌情報 [ ]• 『僕の心のヤバイやつ』 〈〉、既刊3巻(2020年6月8日現在)• 2018年12月15日初版発行(2018年12月7日発売 )、• 2019年9月15日初版発行(2019年9月6日発売 )、• 2020年6月15日初版発行(2020年6月8日発売 )、 なお、第3巻では通常版に加えて特装版もリリースされている。 特装版には『僕らの心のヤバイやつ』と題した小冊子が同梱されており、作中人物のプロフィール帳やなどが収められている。 出典 [ ] []• ナターシャ 2018年3月8日. 2020年4月11日時点のよりアーカイブ。 2020年5月3日閲覧。 1 2020年3月3日. 2020年4月19日時点のよりアーカイブ。 2020年6月14日閲覧。 ぶくまる. 2020年5月19日. 2020年6月5日時点のよりアーカイブ。 2020年6月14日閲覧。 KAI-YOU. net. 2020年6月8日. 2020年6月14日時点のよりアーカイブ。 2020年6月14日閲覧。 コミックナタリー. ナターシャ 2018年4月3日. 2020年4月12日時点のよりアーカイブ。 2020年5月3日閲覧。 コミックナタリー. ナターシャ 2018年7月10日. 2019年7月2日時点のよりアーカイブ。 2020年5月3日閲覧。 マグミクス. メディア・ヴァーグ. 2020年4月15日時点のよりアーカイブ。 2020年5月3日閲覧。 2020年4月12日時点のよりアーカイブ。 2020年5月3日閲覧。 2019年11月2日時点のよりアーカイブ。 2020年6月14日閲覧。 コミスペ!. 2 2019年5月8日. 2019年9月23日時点のよりアーカイブ。 2020年5月3日閲覧。 Real Sound. 2020年4月12日時点のよりアーカイブ。 2020年6月14日閲覧。 コミスペ! 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