王になった男 評価。 仁祖(インジョ)の正体!王になってはいけない男

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王の忠臣ホ・ギュン(リュ・スンリョン=左)は影武者のハソンに王としての教育を施していくが 1600年代の初頭、15代王の光海(イ・ビョンホン)は謀反におびえ次第に暴君と化していた。 さらに毒殺を恐れるあまり、数少ない忠臣ホ・ギュン(リュ・スンリョン)に自分の替え玉を捜せと命じる。 影武者として白羽の矢が当たったのが、料亭で酔客相手に腐敗した権力を風刺する漫談をしていた道化師ハソン(イ・ビョンホンの2役)。 王とうり二つの顔立ちに加え、ものまねまでそっくりだった。 おどおどしながらの王との謁見後、しばらくして、その王が病に倒れ昏睡状態に。 政変を恐れ忠臣ホ・ギュンはハソンに王の代役を命じる。 話し方や歩き方から食事の約束事まで身に着けていく中で、ハソンは腐敗した政治の現実を目の当たりにする。 15歳の毒味役の女官サウォル(シム・ウンギョン)の身の上話にははらはらと涙を流して同情し、非情な政治に怒りを募らせるのだ。 ハソンは美しい王妃(ハン・ヒョジュ=右)に興味を抱き、思いがけぬ行動に出る とうとうハソンはただの影武者ではなく自身の思いを伝えるようになる。 そして心から本物の王になりたいと願うのだ。 変わり始めた王に疑惑の目を向ける宮中。 奇跡的に病から復活した本物の王。 さらに妻ならではの目で王に疑念を抱く美しい王妃(ハン・ヒョジュ)。 それぞれの思惑が複雑に絡み合い、事態はクライマックスへ。 イ・ビョンホンには02年に「純愛中毒」(パク・ヨンフン監督)という作品がある。 偶然にも兄弟そろって交通事故にあい、1年の昏睡後、奇跡的に意識を取り戻した弟に兄の魂が宿っていたという話だ。 兄嫁に恋する弟の切ない思いと、兄の魂が憑依したという設定で二つの人格を演じ分けるイ・ビョンホンの神がかりの演技が印象深い。 設定は異なるが、イ・ビョンホンは昔から二つの人格を演じ分けることなど朝飯前だったということがよくわかる。 その演じ分けをつぶさに分析してみれば、一見矛盾しているように見えるものの、片やクールであり、また情熱的であるとも言えるだろう。 それは自身の感情をコントロールできる男にして初めて可能な演技と言えないだろうか。 豪華な衣装も話題の一つ これも昔の話で恐縮だが、イ・ビョンホンが新作のプロモーションで来日した際に、筆者は大きなホテルの記者会見場で彼が座る演壇の真ん前に着席したことがある。 距離にして約3メートル。 会見が始まる直前、一瞬のことだが私に向って小さくウインクした……かに見えた。 そう思ってドキッとしていると、よくよく視線を追えば私の隣に座る若い女性に向かってと合点した。 ホッとすると同時に、緊張の中にもチャーミングな面を忘れない彼に好意を抱いたことはもちろんである。 演技熱心でクールなイメージの強かった彼が、実際にはチャーミングで周囲に気を遣う気さくな人でもあると見直したのである。 そんな彼が、道化師のハソンから民のことを気遣う本物の王に変身していく様子と、身の危険が迫る最後の演説シーンで、民の幸福を第一に置くことの大切さを説く名場面は、心地よいバリトンの声と重なって、まさに名君の降臨を垣間見ているかのような気にさせた。 短いフレーズであおるような政治家の物言いとは程遠い真に心のこもった演説場面。 どうぞお楽しみあれ。 「王になった男」は2月16日より新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国公開【紀平重成】 【関連リンク】 「王になった男」の公式ページ.

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韓国ドラマ「王になった男」感想 ヨ・ジングの演技にゾクリ

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並外れた決断力 仁祖(インジョ)がクーデターを成功させたのは、用意周到な準備があったからだ。 彼は、光海君(クァンヘグン)の一番の罪状として、大妃(テビ/王の母)であるはずの仁穆(インモク)王后を幽閉して身分を剥奪したことを挙げた。 儒教を国教とする朝鮮王朝においては、血がつながっていないとはいえ、母にあたる仁穆王后を厳しく処罰するというのは、あってはいけない倫理観なのである。 そのことを一番に糾弾すべく、仁祖は光海君に怨みを抱く者たちを集めて挙兵した。 光海君側にも油断があったとはいえ、仁祖は先王を退位に追い込んで、まったく新しい政権を作った。 これは、並外れた決断力がなければできないことだ。 それを実行したという意味で、仁祖は非常に能力の高い男であった。 しかし、それは王になるまでの話である。 王になってからの仁祖はどうだったか。 仁祖の一番の大失敗は、朝鮮半島の北部で強大な国家を築いていた後金を甘く見てしまったことだ。 仁祖は、もともと後金を「辺境の蛮族」として卑下していた。 自分たちのほうがはるかに格が上だと勘違いして、後金が兄弟の関係を築こうと話をしてきても、無視してまったく取り合わなかった。 その結果、どうなったのか。 どんどん強大になっていく後金は朝鮮王朝に対して強い怨みを持つようになり、二度にわたって大軍で押し寄せてきた。 それによって、朝鮮王朝は圧倒的な軍事力の前に屈辱的な降伏を強いられた。 1637年1月、仁祖は清(後金から国号を変更)の皇帝の前で、ひざまずいて地面に額をこすりつけた。 そんな謝罪を強いられたのだ。

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王になった男 1話・2話 あらすじと感想 ヨ・ジング イ・ホン役/ハソン役

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【チョ内官役役】チャン・グァン 王に付き従う内官。 ハソンの見張り役。 【チャン・ムヨン役】ユン・ジョンソク 王の護衛武士。 【シン・チス役】クォン・へヒョ 左議政 チャウィジョン。 更なる権力を得るために王を陥れようとする画策している。 2012年イ・ビョンホン主演により観客動員数1,200万人超えの大ヒットとなった映画「王になった男」をテレビドラマ化! 平均点視聴率8. 主演は、子役時代から活躍し今や主演俳優として引っ張りだこのヨ・ジングさんと、同じく子役出身で近年はヒット作に多数出演しているイ・セヨンさん。 お互いに子役時代から多数の時代劇への出演経験があり高い演技力を披露しているのですが、本作でのヨ・ジングさんは心を病んだ暴君と正義感の強い道化師の二役を演じていて、自身が選んだ影武者に嫉妬してしまう王という複雑な役柄を見事に演じ、俳優としての更なる進化を見せてくれています。 助演陣にも演技派が多く、最初はハソンを利用し監視していたイ・ギュとチョ内官役のキム・サンギョンさんとチャン・グァンさんをはじめ、根っからの悪役は初めてというクォン・ヘヒョさんに、もう一人の悪役である大妃役のチャン・ヨンナムさんなど。 この他にも、キム・ヒウォン監督との縁でチャン・ヒョクさんが王の父親役で特別出演していたりと豪華なキャスティングとなっています。 この他にもソン・シギョン、オ・ヨンジュン、アン・イェウンなどのアーティストが参加しています。 スポンサーリンク 王になった男【韓国ドラマ】あらすじ 生まれると同時に母を亡くし、王である父からも愛されずに育ってきたイ・ホン(ヨジング)は、若くして王位に就くと反対勢力を制圧し暴君として君臨していました。 しかし、自身が暗殺されてしまうのではないかという不安から人間不信に陥り心を病んでいきます。 そんな中で王の側近であるイ・ギュ(キムサンギョン)は、王の身を守るために見た目が王とそっくりな道化師のハソンを影武者にし、政敵である左議政シン・チス(クォンヘヒョ)や大妃らから王を守ることを思い付きます。 影武者として王宮で暮らすことになったハソン(ヨジング)でしたが、身の危険を感じ一度は王宮から逃げ出してしまいます。 しかし、ハソンの妹ダルレ(シンスヨン)を傷付けた者への復讐心から王宮へ残る道を選ぶのでした。 一方、王妃ユ・ソウン(イセヨン)は王の突然の変化に驚き、ハソンと入れ替わったこととは露知らず次第に惹かれていくのですが・・・。 若くして王位に就いたものの誰も信じられず狂気へと走ってしまった王と、ひょんなことから王の身代わりとなり善政をしく道化師。 王の変化に喜ぶものもいれば、あまりの変わりようにあやしむ者がいたり、影武者に据えた者や本来の王が警戒し出すようになったりと、二人が入れ替わったことで様々なドラマを引き起こすことになります。 王という立場にいる人間が王に相応しくなっていくのか、それとも王に相応しい人間が王になるべきなのか、影武者であるハソンが王らしい行いをすることで周りも巻き込み、そして信頼を勝ち得ていきます。 本作は、オリジナルである映画の本筋を活かしつつも、そこに細かなエピソードや追加のキャラクターなどが盛り込まれていて全体的なストーリーは大きく変わっています。 映画だと15日間だけ影武者となるところ、ドラマだとそうではないというのも大きな違いですね。 基本は王宮内での政治ドラマであったり、王の影武者となった男がどうにかして世の中を良くしようと奮闘するものなんですが、そこに妹を傷付けた者への復讐といったものや、影武者に嫉妬する王や、王を陥れようとする権力者との対立なども描かれていて、映画版以上の広がりを見せています。 更には影武者に惹かれる王妃との恋愛模様や、王妃に嫉妬する側室の存在などもあり、ラブロマンスとしても楽しむことが出来ます。 映画版を見ていないと疑問や違和感が残ることがあるので、映画版を先に見てドラマを視聴することをおすすめします! スポンサーリンク 王になった男【韓国ドラマ】感想・評価 正直に言うと、シンプルで言いたいことがストレートに伝わってくる映画版の方が好みではありましたが、このドラマ版はまた別物として楽しむことが出来ました。 特に主人公がかなり若返っているのでその分若者でも取っつきやすくなっていますし、まったくタイプの違う二人のキャラクターを一人で演じたヨ・ジングさんの演技力も素晴らしいものでした。 映画とは違いドラマでは架空の人物と時代設定にしているので、登場人物の結末が予想出来ず楽しめるというのもポイントでしたね。 歴史上の人物だと最後にどうなるのかを知っているという意味で。 そういうこともあり、王と影武者の入れ替わりや多少の設定が活かされている他は全てドラマオリジナルとなっているので、当初は映画と見比べるところがあるものの、それ以降は新鮮な気持ちで見ることが出来ました。 変にオリジナルに寄せると、それはそれで違いが気になったり変えないで欲しかったというクレームなども出ると思うので、名作を思い切って変えてきたというのは正解ですね! しかし、話が長くなっている分ストーリーも複雑になっていて、映画と較べると分かりにくいところもあります。 ただ、その分キャラクターが増え映画版よりも人間ドラマとしての広がりを堪能することが出来ました。 本作のみどころの一つである騙し騙されの反転劇はそれはそれで楽しいのですが、そういった作品が多くなってきた今ではあまり驚きがなく、この後何かあるだろうなぁと予想がついてしまうというのは考えもの。 最終回は? 最終回についても賛否両論あったようで、ここまで散々二転三転してきたんだから、最後くらいは分かりやすく締め括って欲しかったですね。 まとめ:映画版を見てからの方が理解度が深まりますが、展開や結末も違うので別物として楽しむべき作品!反転劇に期待して見るのか、それともやり過ぎだとして見るのかで評価が割れると思います。 最後に 「仮面の王イ・ソン」や「100日の朗君様」など、近年ヒットした時代劇は若手俳優が主演で、子役出身俳優が多く出演している点も共通しています。 これらには、昔ながらの韓国時代劇要素もありながら、若者視聴者向けのラブロマンスがあるのも共通していて、本作もそれらと同タイプの作品だと言えます。 なので、これらの作品が好きな人は本作も同様に楽しめると思うんですが、悪く言うなら似た設定や展開が多い斬新さを欠いた作品とも言えますね。

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