赤ちゃんモロー反射。 【新生児も】赤ちゃんが激しいモロー反射で起きて泣く・・対策は?

赤ちゃんのモロー反射

赤ちゃんモロー反射

モロー反射とはどんなもの? 原始反射の一つで、音を含む刺激に対して起こります 人間の赤ちゃんは、動物の赤ちゃんと違って、生まれたばかりのときには目もよく見えず、快・不快を泣いて訴えることくらいしかできないほど未熟な状態です。 そんな赤ちゃんが生命を維持するために、生まれつき備わっている体の反応を「原始反射」といいます。 これは、頭で考えて脳から指令を出して体を動かしているのではなく、無意識な反応です。 原始反射には、ママの乳首を探す「探索反射」、おっぱいを飲むため口にふれたものに吸いつく「吸てつ反射」などがありますが、中でも代表的なものが「モロー反射」です。 モロー反射は、音を含む外からの刺激に対する反射。 ドアがバタンと閉まるなどの大きな音がしたときや、上体が急に傾いたときなどに、驚いたように両手をパッと開いて何かに抱きつくような動きをします。 これは、人類の祖先が大昔に、樹上生活をしていたころの名残ではないかと言われています。 木の上から落ちるのを防いだり、落ちたときに頭や体を守るための動きからきているというわけですね。 モロー反射がない場合もあるの? 病気によりモロー反射がないケースは少ないので、心配しすぎないで モロー反射は、程度の差はあってもほとんどの赤ちゃんに見られます。 ただ、モロー反射がかなり弱いか、ほとんど見られない場合には、黄疸の一種の「核黄疸」である疑いもあります。 黄疸は、新生児期の赤ちゃんによくある、肌や白目の部分が黄色っぽくなってしまう状態のことをいいます。 これは、ビルビリンという黄色色素が何らかの原因で増えてしまい、体外に排出されなくなって、皮膚や粘膜に沈着するために起こります。 赤ちゃんの黄疸の多くは、「新生児黄疸(生理的黄疸)」と呼ばれるもので、ほとんどの場合は治療の必要はなく、1~2週間ほどで肌や白目の黄色っぽさも治っていきます。 また、母乳の赤ちゃんの場合は、黄疸が長引く「母乳性黄疸」になることもありますが、この場合もたいてい放っておいても治ります。 新生児黄疸や母乳性黄疸は病気ではありませんが、「核黄疸」という病的な黄疸は、ビリルビンが脳に流れ込んで脳の神経に沈着することで起こります。 その結果、脳機能や運動機能、筋力などに影響を及ぼすので、モロー反射も弱くなったりまったく見られなくなったりすることがあります。 また、核黄疸以外の病気で脳に障害が起こっているときも、モロー反射が見られないことがあります。 いずれにしても、こういった病気が隠れていないかを調べるため、赤ちゃんが生まれた直後と退院前に、お産をした病院ではモロー反射の状態をチェックします。 モロー反射のチェックのやり方は、上半身を起こした状態または抱っこした赤ちゃんの頭を、急に落とすように後ろに傾け、ビクッと両手が広がるかどうかを見ます。 医師によっては、モロー反射のチェックで聴覚の確認をすることもあります。 問題があれば、退院前までにたいていの場合はわかりますが、モロー反射がないケースはごくまれなので、まず心配いりません。 生後3~4ケ月ごろまでに原始反射は徐々に弱くなっていくものですが、逆に退院後にモロー反射が強くなってくるようなことがあって気になるときは、出産した病院か小児科を早めに受診して相談しましょう。 モロー反射はいつまで続くの? 脳機能が発達してくる生後3~4ヶ月ごろまで続きます モロー反射は、ママが妊娠28週ごろからすでにあらわれ始めています。 そのため、生まれた直後から見られ、脳の機能が発達してくる生後3~4ヶ月ごろになると消えていきます。 モロー反射の消失は、赤ちゃんの運動発達の具合を知るための手がかりにもなり、モロー反射が見られなくなってから半月~1ヶ月ほどたつと、赤ちゃんの首がすわってきます。 連続、または頻繁にモロー反射していても大丈夫? 気になるときは、動画を撮って受診を 赤ちゃんの中には、敏感で少しの動きや振動などでも、モロー反射が起こってしまうタイプの子がいるものです。 一般的なモロー反射であれば、頻繁に起こっても特に問題はありません。 ただ、モロー反射が頻繁にくり返し起こる、と思っていたら、てんかんによるけいれんだった、ということもごくまれにあります。 特に、ビクッとなったときに白目をむくような場合は、モロー反射ではなくてんかんの可能性が高いでしょう。 ママだけの判断では、赤ちゃんの動きがモロー反射なのか、てんかんのけいれんなのかの区別をするのは難しいものです。 赤ちゃんの動きが気がかりなときは、念のためスマホなどで動画を撮っておき、受診のときに医師に見せると診断の助けになります。 モロー反射が激しい場合、病気や発達障害の可能性がある? 赤ちゃん時代の判断は難しいので、健診などで相談を モロー反射の程度は赤ちゃんによってまちまちで、少しの音にも大きく体が反応してしまうこともよくあります。 モロー反射が激しいと、てんかんのほか頭蓋内出血や低血糖などが心配されることもありますが、反射に驚いて泣いたとしても、ママが声をかけながら手を握る、抱きしめる、などの対応をすれば落ちついて、その後はいつもと変わらないようなら、心配いりません。 ただ、モロー反射をはじめとする原始反射は、脳の発達とも関係しているため、強く残っているときはまれに脳の機能に問題があることも。 それにより、発達障害の傾向があらわれるということもないとは言い切れません。 けれども、モロー反射が強いことが、発達障害にすぐつながるわけではありませんし、発達障害かどうかわかるのは、もっと先のことです。 今からあまり心配しすぎず、気になるときは健診などで医師に相談し、その後の様子をよく見ていくようにするといいでしょう。 モロー反射で起きる、泣くなどのときの対応方法は? 抱っこをするなどして、安心させてあげましょう モロー反射は、無意識のうちに起こる反射により体が動きます。 そのため、モロー反射が起こると赤ちゃんは自分の動きにビックリしてしまうこともよくあります。 眠っているときに、急に何かの音がしたり、抱っこで眠った赤ちゃんを布団におろそうとしたときなど、モロー反射が起こって驚き、目を覚ましたり泣いてしまったという経験は、たいていのママにあるでしょう。 そんなときは、気持ちを落ちつかせてあげるため、抱っこをして静かに背中をトントン、としてあげましょう。 赤ちゃんは、ママのおなかの中にいたときのような状態だと安心します。 おくるみやバスタオルなどでくるみ、体を丸めた姿勢になるようにして、ママの体にピッタリ密着させて抱っこするといいでしょう。 その際、ママの心臓に近い位置で抱っこすると、ママの鼓動が感じられて、さらに落ち着きます。 頭が急に下がらないようにするのがコツ モロー反射は、赤ちゃんの頭が急に下がったときに誘発されることが多いものです。 そこで、抱っこから布団などにおろすとき、沐浴で赤ちゃんの体をお湯につけるとき、などは要注意! 特に、縦抱きした状態から下におろすときは、頭が下がりやすくなります。 赤ちゃんを抱っこからおろすときは、できるだけ体を丸めた状態で、ママの体から離さないようにして足の方からおろすことがコツです。 モロー反射は、この時期の赤ちゃんにしか見られない低月齢期ならではの反射です。 やがて消えていきますから、強さや頻度など程度に差はあっても、あまり気にしないようにしましょう。 頭が急に下がるような動きに気をつけ、驚いて泣いたりしたときは安心できるような対応をしてあげましょう。 取材・文/村田弥生 撮影/目黒-MEGURO. 8(TOP画像).

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赤ちゃんがビクッとなる「モロー反射」とは?起きるときの対策は?

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生理的早産という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 ポルトマンは人間の赤ちゃんは生理的早産で生まれてくると提唱しました。 他の生物は大抵、生まれた後すぐに立ち上がり歩みを始めます。 生まれた直後の小鹿が立ち上がるシーンなどをテレビなどで見たことのある方も多いのではないでしょうか。 そんな他の哺乳類と比べ、人間の赤ちゃんは非常に無力で未熟な状態なのです。 母親に世話をしてもらわなければ、一人では何も出来ませんね。 この独歩できるようになるまでの1年間を生理的早産という言葉で例えたのです。 この1年間は、児童福祉法で「乳児」と区分されています。 無力で未熟な状態な乳児ですが、原始反射という素晴らしい機能が備わっているのですね。 平成29年度 前期【保育の心理学】問10 次の文は、乳児の生理的反応についての記述である。 大脳皮質が成熟、発達してくると随意運動が原始反射に取って代わるようになる。 消失すべき時期になっても原始反射が持続する場合、発達の遅れ等が疑われる。 乳児期初期の泣きや微笑は生理的であっても、養育行動を引き出す特性がある。 反射に顕著な左右差があるときには、部分的な運動・感覚機能の異常が疑われる。 乳児の原始反射と姿勢反射 赤ちゃんは無力で未熟な状態で生まれてくると先述しました。 もちろん、生まれたばかりの赤ちゃんは意図的に物を掴むこともできませんし、自ら移動をしてミルクを飲むこともできません。 全く無力な状態です。 原子反射とは? しかし、この未熟な赤ちゃんが初めての環境に適応して生きていくために生まれつき便利な機能が備わっています。 例えば赤ちゃんに授乳をする時に口元を乳首に持っていくと、くちゅくちゅと口を動かし、乳首を吸うような仕草を見せますね。 これは吸啜(きゅうてつ)反射と言うもので、口元ではなくても、指や他の物であっても、口元に触れると、赤ちゃんの意志とは無関係にこのような反射が起こるのです。 こうした反射のことを「原始反射」といいます。 赤ちゃんの原始反射は、このように生命維持の目的もありますが、反射を繰り返すことによって中枢神経系が発達するという良作用が起こり、その結果、筋力や知的能力も発達し、無意識な運動から意識した運動ができるというところに繋がっていくものでもあります。 そう、原始反射は、随意運動のための準備段階なのです。 赤ちゃんの原始反射にはいくつかあり、現れる時期や消失する時期が違います。 この時期は赤ちゃんに共通しています。 姿勢反射とは? また、姿勢反射は、身体の姿勢や運動中の平衡を調整や維持したりするためのものです。 大脳皮質や中脳が発達する時期から見られ、パラシュート反射は生後8~9か月頃から見られるため、10か月検診で調べるところが多いようです。 原始反射と違い、姿勢反射は獲得したら消失することはありません。 反射一覧表 保育士試験に出題されるものを中心に主なものを以下に載せます。 主な特徴については簡単に説明しています。 また、出現・成熟・消失する時期に関しては諸説あるものもあります。 おおよその目安として捉えてください。 反射名 主な特徴 主に出現する時期 主に消失する時期 Moro(モロ)反射 仰向けにして急に落とすような仕草をすると、脚と頭が伸び、両腕がぱっと上がった後戻る。 母親から落下しそうな時に近くのものに抱きつこうとする反射 出生時 生後3~4か月頃 歩行反射(自動歩行) 足の裏が平面に触れると歩行するような仕草を見せる反射 出生時 生後6週~8週ごろ 探索反射 口の近くを撫でると、それを探すようにその方向に頭を向ける反射 出生時 生後4か月頃 吸啜反射 本能的に口の縁に触れたものを何でも吸う反射 出生時 生後4~7か月頃 嚥下反射 口の中に入った液体を飲み込む反射 出生時 生後5~6か月 押し出し反射 舌に触れた固形物を外に押し出そうとする反射 出生時 生後5~6か月 非対称性緊張性頸反射 頭が一方の側に向けられた時に、向けられた側の腕が伸びて逆側の腕が曲がる反射 生後1か月頃 生後4か月頃 手掌把握反射 乳児の下の平に何かが触れると、物を掴もうとする反射 出生時 生後3~4か月頃 足底把握反射 乳児の足底を刺激すると足指が曲がる反射 出生時 生後9~10か月 ギャラン反射 乳児の背中側面の肌が撫でられると、撫でられた側に向かって揺れる反射 出生時 生後4~6か月 Babinski(バビンスキー)反射 足の裏を尖ったものでかかとからつま先に向けてこすると、足の親指が甲側に、他の4指が外側に開く反射 出生時 1~2歳頃 Landau ランドウ 反射 乳児をうつぶせの状態で水平にすると、頭を挙げて水平を保とうとするが頭を下げると腰を曲げてハイハイをするような恰好をする反射。 生後3か月 2歳頃 パラシュート反射(姿勢反射) 直立に支えられている乳児が、すばやく前向きに回転した時に腕を前に伸ばし、頭からの墜落を防ぐような仕草を見せる反射 生後8~9か月 消失はしない(一生持続) ホッピング反射 身体を前後左右に倒そうとすると倒れないように足を踏み出し平衡を保とうとする反射 生後9か月頃 消失はしない(一生持続) 視性立ち直り反射 乳児を座らせて左右に傾けると頭を垂直にしようとする反射 生後6か月頃 消失はしない(一生持続) 原始反射はどうして消失するの? 簡単に言うと必要がなくなる頃に消失します。 原始反射=不随意運動が見られる時には、その反射が関与する随意運動は見られません。 大脳の発達と原子反射の関係 前半でも少し述べましたが、その随意運動が赤ちゃんの意志で出来るようになった頃に、原始反射が消失するのです。 反射は、大脳を介さずに起こるものです。 不随意に行われる原始反射が消失するということは、脳幹が発達し、大脳の発達準備が出来たということでもあります。 随意運動は大脳がつかさどっているからです。 ですから、原始反射は赤ちゃんの成長が順調であるかどうかを見る指標にもなります。 出現や消失する時期や、原始反射が左右対称かなどによって、発達障害や脳機能であるかの指標にもなります。 もちろんそれを診断するのは医師ではありますが、保育士として、日々赤ちゃんに関わっていく私たちが「何か気になる」と小さな変化に気づくことはとても大切ですね。

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【赤ちゃんの原始反射】19種類の原始反射の「反応」と目安となる「消失時期」

赤ちゃんモロー反射

赤ちゃんが急にびくっとするモロー反射。 これはなぜ起こり、発達への問題はないのかと心配するママも多いでしょう。 発生パターンや原因、てんかんとの違いについて助産師が解説します。 先輩ママの体験談もチェック! この記事の解説助産師 佐藤 裕子先生 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院の総合周産期母子医療センターで10年勤務。 現在は助産院マタニティハウスSATOにて、妊娠から出産、産後のトータルケアを担っています。 「日々ママや赤ちゃんに寄り添い、笑顔になってくれるのが何よりのやりがいです 」 シャッター音に手足がバタバタ 〜ママ体験談〜 モロー反射、産後初めて見たときは何かの病気かと思って焦りました。 でも、某子育て漫画で赤ちゃんにある正常な反応と知り、安心しました。 新生児の頃、寝ている赤ちゃんのかわいい寝顔を写真に収めようとしたら、シャッター音に手足がバタバタっとして目が覚めてしまうことがよくありました。 また、抱っこで寝かしつけたのに布団に置く瞬間に、わなわな! として「起きちゃった?」と焦ったことも。 ズリバイしている今では全くしなくなってしまったので、あの頃が懐かしいです。 写真では伝わらないあのしぐさ、動画を残しておけば良かったと悔やんでいます。 (30代、生後8ヶ月、会社員) モロー反射とは 赤ちゃんにモロー反射のような行動が見えると、発達への影響はないのか、対策は必要なのかと心配するママも多いと思います。 また、モロー反射という言葉はよく耳にするけど、具体的にどのような現象を指すのかわからないというママもいるでしょう。 まずは、モロー反射とはどのような動作を指すのか、現れる時期や発生パターンについて解説します。 モロー反射はこんな動き 生まれて間もない頃は、赤ちゃんが急にびくっとし、両手を開いて腕を外側に伸ばし広げることがあります。 その後、両手を握り、抱きつくように腕を曲げ縮めることもあります。 この一連の動作を、モロー反射と言います。 これは、赤ちゃんの時期だけに見られる原始反射(生まれつき備わった、自分の意思とは関係なく起きる反射的な反応)のひとつです。 モロー反射はどんな時にみられる? モロー反射は、音や体勢の変化など、赤ちゃんが外からの刺激を感じた時に起こります。 例えば、以下のような場合です。 ・バタンと扉が閉まる音がしたとき。 ・抱きおろしなどで上体を急に傾けたとき。 体験談でも、カメラのシャッター音や布団に置く瞬間がモロー反射のきっかけとなっていましたね。 このように、音や体勢が反射の引き金となる場合があります。 モロー反応はいつまである? モロー反射は赤ちゃんの時期だけに見られる現象で、成長とともになくなっていきます。 見られる時期には多少の個人差がありますが、一般的にびくっとして両手を広げる動作は生後4ヶ月頃に消失し、遅くても6ヶ月には完全に見られなくなります。 モロー反射は病気ではない? まったく知識がない状態でモロー反射を目にすると、これは何?赤ちゃん大丈夫?と心配になるかもしれません。 右も左もわからない初産ではさまざまな不安があるはずなので、なおさらでしょう。 ただ、モロー反射自体は低月齢の赤ちゃん特有の原始反射で、なんら問題はありません。 赤ちゃんの生理的な反応と、病気との違いについてお伝えします。 原始反射ってなに? まずは、「そもそも原始反射ってなんなの?」という部分についてお伝えしましょう。 前でも簡単に説明しましたが、原始反射とは生まれながらに備わった、自分の意思とは関係なく起こる反射的な反応のことを言います。 これらは中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい)の発達にともなって消失するので、時期がくれば自然となくなります。 原始反射には、モロー反射のほかにも主に以下のようなものがあります。 ・把握反射(はあくはんしゃ) 手のひらや足の裏を軽く押すと握り返してきたり、指を折り曲げる反応です。 ・自動歩行 両手で赤ちゃんの脇の下を支えて立たせるようにし、足を床に付けると、まるで歩行するかのように脚を交互に屈伸させるしぐさを言います。 ・吸啜反射(きゅうてつはんしゃ) 指や乳首を赤ちゃんの口の中に軽く入れると、吸い込むように強く規則的に吸う反応です。 他にも、バビンスキー反射、緊張性頚反射など、赤ちゃんの頃にはさまざまな原始反射が見られます。 出産後は医師もチェック 産婦人科などでは産後に、赤ちゃんの体のチェックとともにモロー反射を含めた原始反射も確認しています。 モロー反射の場合は、主に以下のような方法で反応の現れ方をチェックします。 家庭で行うことはやめてください。 モロー反射とは異なる「点頭てんかん」 モロー反射と似たような動きをする疾患に「点頭てんかん」があります。 点頭てんかんとは「West症候群」とも呼ばれるてんかんのひとつで、その大半が1歳未満に発症し、中でも生後4〜7ヶ月の赤ちゃんに多く見られる疾患です。 てんかんはさまざまな原因で起こる慢性の脳疾患で、けいれんなどの症状が見られるのが特徴です。 点頭てんかんは低月齢の赤ちゃんの発症がほとんどなので、けいれんの症状をモロー反射と勘違いして見逃してしまう可能性もありますが、反応の現れ方には明らかな違いがあります。 <点頭てんかんの症状> ・覚醒直後や眠いときに突然、頭部を一瞬ガクンと前屈させ、うなずくようなしぐさをする ・両上肢を振り上げたり、体を折りげるようにお辞儀をしたりする発作が数秒続く ・ほとんどの場合、意識は保たれている 上記のような症状が、生後3〜11ヶ月の間に1日何回も現れる場合は、点頭てんかんが疑われます。 また、重篤なてんかん性脳症の場合、発作が現れる前後は急に笑わなくなったり、不機嫌になるという特徴もあります。 これまでできていたこと(例えば首のすわりや一人座りなど)ができなくなることもあります。 ただし、発生頻度は出生数1000に対して0. 16〜0. もし、気になるような反応や動作が見られるときは、1ヶ月健診時や新生児訪問の際などに相談したり、一度かかりつけの病院を受診してみるといいでしょう。 まとめ モロー反射は成人や幼児には見られない動きのため、病気ではないかと不安になるママも多いでしょう。 でも、これは新生児特有の正常な反応で、生まれつき備わったものです。 心配せず、今しか見られない動きをほほえましく見守ってあげましょう。 必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。 本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます.

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