オオシロ カゲロウ。 SOAR 研究者総覧|信州大学学術情報オンラインシステムSOAR

オオシロカゲロウ

オオシロ カゲロウ

Schistonota• Pannota カゲロウ( 蜉蝣)とは、・・ カゲロウ目( 蜉蝣目) Ephemeropteraに属する昆虫の総称。 昆虫の中で最初にを獲得したグループの一つであると考えられている。 幼虫はすべて。 ephemera は名詞で、 ephemeron または ephemeros の複数中性格である。 ephemera はチラシやパンフレットなどのを意味し、やはりその日だけの一時的な存在であることによる。 特徴 [ ] 成虫 [ ] 頭部 [ ] 成虫は細長い体で、弱々しい。 頭には3個のと、よく発達した1対のが頭のかなりの部分を占める。 特にオスの複眼は大きく、上下2段に分かれた複眼のうち、上の複眼が巨大な円柱型になるものもある。 これはその形から「ターバン眼」と呼ばれ、カゲロウ目に特有のものである。 はごく短い。 口の構造は退化的で、通常は摂食機能はない。 胸部 [ ] 胸部は前胸・中胸・後胸の3節からなる。 普通は中胸と後胸にはそれぞれ1対ずつ、計2対のがあり、前翅が大きく後翅が小さいのが普通だが、後翅が鱗片状に縮小しているものや、()などのように退化消失して前翅1対のみとなっている種もある。 止まるときは、ほとんどの種が翅を背中合わせに垂直に立てる。 脚は華奢で細長く、特に前脚は長く発達しており、止まっている時に前脚を前方の空中に突き出すようにするものがいる。 腹部 [ ] 腹部は細長く10節からなり、後方へ向かって細まる。 オスの腹面第9節には、交尾の際にメスを挟む把持子(はじし)と呼ばれる生殖肢があり、メスの腹面第8節には生殖口があるが、産卵管などは持たない。 腹部後端には2本または3本の繊細な長い尾(尾毛)を持っている。 オスは川面などの上空で群飛し、スーッと上昇したあとフワフワと下降するような飛翔を繰り返し、この集団中にメスが来ると、長い前脚でメスを捉え、そのまま群から離れてする。 成虫は餌を取らず、水中に産卵すると、ごく短い成虫期間を終える。 幼虫 [ ] 生態 [ ] 幼虫はすべて水中で生活し、多くはの比較的きれいな流域に生息するが、や浅い、など止水域に棲むものもある。 時に域でも見られることがあるが、海生種は知られていない。 微生息環境としては、早瀬の石の表面、淵の枯葉などの堆積物の間隙、止水の泥底上などのほか、砂や泥に潜って生活するものなどがある。 なお本目の幼虫を特に若虫、あるいはニンフと呼ぶことがある。 これは完全変態の昆虫の幼虫を「 larva」、不完全変態の昆虫の幼虫を「 nymph」として区別することによる。 体の構造 [ ] クロタニガワカゲロウの幼虫。 急流にすむ扁平な種。 幼虫の体の基本構造は、翅がないことと水中生活のためのをもつこと以外はほぼ成虫と同じで、3個のと1対のがあり、脚も3対のみで腹脚などはない。 しかし体型は成虫に比べて多様性が高く、生息環境によってさまざまな姿をしている。 これは成虫が生殖のためだけの飛翔態であるのに対し、幼虫は種ごとに異なった微環境で長期間生活するため、それぞれの生活型に適応した形態を獲得した結果と言える。 たとえば、よく泳ぎ回るチラカゲロウ科などは紡錘型の体をもち、や早瀬などの石や岩盤の表面に生息するヒラタカゲロウ科は、体が著しく扁平で水の抵抗を軽減するようになっている。 流れのゆるい砂底や、止水に生息するものは、体は円筒形で、足はやや細く、体を少し持ち上げた形をしており、水草の間や、底に止まっている。 の Drunella は、他の水生昆虫を捕食するための前脚が強大になっている。 他にもそれぞれの生活型によって体型だけでなく、脚や口の構造なども多様に進化している。 腹部の各節はその両端に色々な形の鰓をそなえる。 鰓は基本的には呼吸器官で、腹部の第1節から第7節まで1対ずつ具わっているのが原型であるが、2対あるものや数が減っているものもある。 鰓の形は種類ごとに変化しており、その運動を遊泳に利用するものや、吸盤のような形に変化した鰓で岩に張り付くものなどもいる。 食性も、石の表面のなどを食べるものや、植物遺骸やなどを食べるもの、捕食性のものなど様々である。 脱皮・羽化 [ ] 幼虫時代は一般に回数が多く、通常でも10回以上、時には40回におよぶものもあると言われる。 幼虫の期間は半年から1年程度で、終齢近くのものでは翅芽が発達する。 であり、にはならない。 の時期は春から冬まで種や地域によって異なる。 初夏の頃が最も多く、時間も夕方頃が多い。 羽化場所は水中、水面、水際など種によって異なっている。 羽化したものは 亜成虫 subimago と呼ばれる。 この亜成虫は、飛び立って後、別の場所で改めて脱皮を行い、そこで初めて真の成虫になる。 成虫がよく集まる明かりの周辺を探すと、脱皮殻がくっついているものを見ることができる。 亜成虫は成虫とほぼ同形であるが、成虫に比べて毛が多く、脚や尾がやや太短く、翅が不透明であるなどの違いが見られ、性的には未成熟である。 なお、翅が伸びた後に脱皮する昆虫は他にいない。 人間への利害 [ ] 人との直接的な利害関係が薄い昆虫で、人に噛み付くこともなく、毒を有することもない。 したがってとされるものは非常に少ない。 ただし、オオシロカゲロウなどは時に大発生し、大量の雪が舞ったようになって視界を遮ったり、路上に積もって自動車をスリップさせたりして交通障害を引き起こすことがある。 またに分布する Asthenopus corporaali()は、水中の木材や竹材に穿孔してに良く似た巣穴を作る。 このため、木造船や水上家屋、木製の導水路などに害を与える。 フライ・フィッシングの餌への利用 [ ] むしろ、彼らと人間がかかわるのは、彼らが水環境において、魚類の良質な餌になることによる。 では、カゲロウの幼虫は魚類の餌として重要な位置を占め、羽化した成虫も、水面で盛んに捕食される。 したがって、の餌として、どちらもよく利用されてきた。 の・のモデルとしてもよく利用される。 一般的な毛鉤の多くは、カゲロウの成虫・亜成虫をモデルとしており、ハッチチャート(水生昆虫の羽化時期のチャート表)や現場の状況に合わせ、種ごと、ステージ(成長段階)ごとの疑似餌を使うことがある。 フライフィッシングをする日本人らは英語由来の独特の呼称を用いることが多く、カゲロウに関しても、ハッチ(羽化)、ニンフ(幼虫)、ダン(亜成虫)、スピナー(成虫)などと呼ぶほか、羽化途上の幼虫をイマージャー、羽化したてで翅が伸びきらず捩れたものをツイストウィングなどと呼んで細かく区別し、それらに模してフライを作成・使用することもある。 指標生物 [ ] このほか、流速や水質、底質の差によって生息する種が異なることから、河川でのとしてよく利用される。 これは日本のカゲロウ研究の一大原動力ともなってきたと言えるもので、今もその方面の研究が進んでいる。 渓流では、カゲロウの種類が多い。 それらはそれぞれに生息する環境が異なり、底質や流速などによって異なった地点に生息していることが多い。 やはこのことに注目し、これをと呼んだ。 このカゲロウの棲み分け研究を起源とする語は、マスメディアでも取り上げられたり、社会学などの他分野や日常語としても使われるようになった。 名称など [ ] 日本語 [ ] のカゲロウという名は、空気が揺らめいてぼんやりと見える「(かげろう)」に由来するとも言われ、この昆虫の飛ぶ様子からとも、成虫の命のはかなさからとも言われるが、真の理由は定かでない。 なお以前のでの「蜉蝣」は、現代では類を指す「蜻蛉」と同義に使われたり、混同されたりしているため、古文献におけるカゲロウ、蜉蝣、蜻蛉などが実際に何を指しているのかは必ずしも明確でない場合も多い。 例えばによる物名語源事典『』(二十・蟲豸)には、「蜻蛉 カゲロウ。 古にはアキツといひ後にはカゲロウといふ。 即今俗にトンボウといひて東国の方言には今もヱンバといひ、またをばイナゲンザともいふ也」とあり、カゲロウをトンボの異称としている風である。 一方、平安時代に書かれたの『』の題名は、「なほものはかなきを思へば、あるかなきかの心ちするかげろふの日記といふべし」という中の一文より採られており、この場合の「蜻蛉」ははかなさの象徴であることから、カゲロウ目の昆虫を指しているように考えられる。 やも、羽根が薄くて広く、弱々しく見えるところからカゲロウの名がつけられている。 ただし、これらは陸生の幼虫からをする昆虫で、カゲロウ目とは縁遠いに属する。 その他の言語 [ ] この節は曖昧な記述になっています。 を参考に修正してください。 ( 2013年7月) 成虫がか弱い姿で、しかも短命であることから、日本以外でもか弱くはかないものの代表として扱われてきた。 冒頭にあるように学名自体が1日の命を意味しており、でも Eintagsfliegen(一日飛虫)と言い、いわゆるの意味にも用いられる。 しかし実際には、幼虫時代も含む全生涯を見ると、半年から1年程度であり、昆虫としては短いものではない。 英名の Mayfly は5月頃に大発生する場合があることによる。 漢名の「蜉蝣」は「浮遊」と同音である。 分類 [ ] カゲロウ目は、と共に、昆虫の中では古い系統に属するもので、に属する。 記録はまでさかのぼる。 現生のものは世界でおよそ23科310属2,200種(あるいは2,500種とも)、日本では13科39属140種以上と言われる。 ただし、水生昆虫として研究が進んだため、幼虫の分類が先行し成虫との対応が取れないものも多く、日本産約140種のうち、幼虫と成虫の関係がついているものは約90種に留まる。 そのため、それを埋める研究が進行中である。 科までの分類 [ ]• Schistonota• Siphlonuridae• 和名不詳 Oniscigastridae• 和名不詳 Ameletopsidae• 和名不詳 Ametropodidae• 和名不詳 Coloburiscidae• Oligoneuriidae• Isonychiidae• 和名不詳 Behningiidae• Potamanthidae• 和名不詳 Euthyplociidae• Polymitarcydae• 和名不詳 Palingeniidae• Pannota• 和名不詳• 和名不詳 Tricorythidae• 和名不詳 Neoephemeridae• 和名不詳 Baetiscidae• 和名不詳 Prosopistomatidae 日本産のカゲロウ目 [ ] ヒラタカゲロウ属の一種( Epeorus sp. )の幼虫。 写真のような鰓に褐色斑のある種が複数おり、素人には幼虫の同定は難しい。 以下が日本産の概要である。 カッコ内は日本産既知種の概数であるが、研究の進行によって変動するのは他の生物と同様である。 これらは石綿・竹門(2005b)に準じたもので、上の囲み内のリストが準じている他言語版のリストとは配列その他は多少異なっている。 トビイロカゲロウ科 (4属9種):トビイロカゲロウなど• (1属2種):・• モンカゲロウ科 (1属4種):モンカゲロウなど(砂底に潜る)• シロイロカゲロウ科 (1属3種):オオシロカゲロウなど。 幼虫は瀬石の下の砂泥に巣穴を掘って棲む。 ヒメシロカゲロウ科 (2属3種):ヒメシロカゲロウなど。 小型で研究不十分な科。 かつてヒメカゲロウ科とも呼ばれたが、アミメカゲロウ目にもヒメカゲロウ科があるため改称された。 マダラカゲロウ科 (6属23種以上):オオマダラカゲロウなど捕食性のものもいる。 アカマダラカゲロウは河川の最普通種。 ヒメフタオカゲロウ科 (1属6種):ヒメフタオカゲロウなど。 未記載種もある。 コカゲロウ科 (11属39種以上):フタバカゲロウ(水田に普通)・シロハラコカゲロウ(河川に普通)など。 とくに河川に多くの種が生息し、しばしば個体数も多い。 しかし研究が不十分なため、幼虫にはFコカゲロウ、Hコカゲロウなどアルファベットの仮称が付けられているものも多く、更にそれらの成虫には学名不詳のままキナリコカゲロウやサイドコカゲロウなどの仮称も提唱されており、将来整理が必要な群である。 ガガンボカゲロウ科 (1属2種):ガガンボカゲロウ(原流域)・キイロガガンボカゲロウ。 フタオカゲロウ科 Siphlonuridae(1属4種):オオフタオカゲロウ(中流域で大発生する)など。 チラカゲロウ科 Isonychiidae(1属3種):チラカゲロウ(河川に普通)など。 チラとはこの幼虫などを指す方言。 一見魚類のような動きをする。 ヒトリガカゲロウ科 (1属1種):ヒトリガカゲロウ(大河川の下流域。 ヨーロッパにも分布)。 ヒラタカゲロウ科 (8属42種以上):エルモンヒラタカゲロウ・クロタニガワカゲロウなど。 極めて扁平な体型をもち、流れのある所の石の表面に張り付いており、動きは素早い。 種類が多く研究は不十分。 素人には、幼虫での種の区別が困難なものが少なくない。 カゲロウにちなむもの [ ]• 日本のビジュアル系ロックバンド• カゲロウソング(日本のロックバンドの楽曲)• はカゲロウ類の棲み分けなどに造詣が深い芸能人である。 (、作曲家、昆虫画家、四国大学特認教授)は昆虫MCやベースマガジンなどへの昆虫コラムの寄稿、昆虫の絵入りのサインなどを行っている。 - の散文詩。 カゲロウが作品中で重要な意味合いを持つ。 - 24枚目のシングル。 出典 [ ] は列挙するだけでなく、などを用いてしてください。 記事のにご協力をお願いいたします。 ( 2013年7月)• ・, 2005a. カゲロウ目. in 川合禎次・谷田一三(編),日本産水生昆虫. 東海大学出版会. 石綿進一・竹門康弘, 2005b. 日本産カゲロウ類の和名 - チェックリストおよび学名についてのノート -. 66:11-35. , 2002. 水生昆虫ファイルI. つり人社. 刈田敏, 2003. 水生昆虫ファイルII. つり人社. 刈田敏, 2005. 水生昆虫ファイルIII. つり人社. ・ 編, 1989. 日本の水生昆虫 種分化とすみわけをめぐって. 東海大学出版会. 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 ウィキスピーシーズに に関する情報があります。

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Schistonota• Pannota カゲロウ( 蜉蝣)とは、・・ カゲロウ目( 蜉蝣目) Ephemeropteraに属する昆虫の総称。 昆虫の中で最初にを獲得したグループの一つであると考えられている。 幼虫はすべて。 ephemera は名詞で、 ephemeron または ephemeros の複数中性格である。 ephemera はチラシやパンフレットなどのを意味し、やはりその日だけの一時的な存在であることによる。 特徴 [ ] 成虫 [ ] 頭部 [ ] 成虫は細長い体で、弱々しい。 頭には3個のと、よく発達した1対のが頭のかなりの部分を占める。 特にオスの複眼は大きく、上下2段に分かれた複眼のうち、上の複眼が巨大な円柱型になるものもある。 これはその形から「ターバン眼」と呼ばれ、カゲロウ目に特有のものである。 はごく短い。 口の構造は退化的で、通常は摂食機能はない。 胸部 [ ] 胸部は前胸・中胸・後胸の3節からなる。 普通は中胸と後胸にはそれぞれ1対ずつ、計2対のがあり、前翅が大きく後翅が小さいのが普通だが、後翅が鱗片状に縮小しているものや、()などのように退化消失して前翅1対のみとなっている種もある。 止まるときは、ほとんどの種が翅を背中合わせに垂直に立てる。 脚は華奢で細長く、特に前脚は長く発達しており、止まっている時に前脚を前方の空中に突き出すようにするものがいる。 腹部 [ ] 腹部は細長く10節からなり、後方へ向かって細まる。 オスの腹面第9節には、交尾の際にメスを挟む把持子(はじし)と呼ばれる生殖肢があり、メスの腹面第8節には生殖口があるが、産卵管などは持たない。 腹部後端には2本または3本の繊細な長い尾(尾毛)を持っている。 オスは川面などの上空で群飛し、スーッと上昇したあとフワフワと下降するような飛翔を繰り返し、この集団中にメスが来ると、長い前脚でメスを捉え、そのまま群から離れてする。 成虫は餌を取らず、水中に産卵すると、ごく短い成虫期間を終える。 幼虫 [ ] 生態 [ ] 幼虫はすべて水中で生活し、多くはの比較的きれいな流域に生息するが、や浅い、など止水域に棲むものもある。 時に域でも見られることがあるが、海生種は知られていない。 微生息環境としては、早瀬の石の表面、淵の枯葉などの堆積物の間隙、止水の泥底上などのほか、砂や泥に潜って生活するものなどがある。 なお本目の幼虫を特に若虫、あるいはニンフと呼ぶことがある。 これは完全変態の昆虫の幼虫を「 larva」、不完全変態の昆虫の幼虫を「 nymph」として区別することによる。 体の構造 [ ] クロタニガワカゲロウの幼虫。 急流にすむ扁平な種。 幼虫の体の基本構造は、翅がないことと水中生活のためのをもつこと以外はほぼ成虫と同じで、3個のと1対のがあり、脚も3対のみで腹脚などはない。 しかし体型は成虫に比べて多様性が高く、生息環境によってさまざまな姿をしている。 これは成虫が生殖のためだけの飛翔態であるのに対し、幼虫は種ごとに異なった微環境で長期間生活するため、それぞれの生活型に適応した形態を獲得した結果と言える。 たとえば、よく泳ぎ回るチラカゲロウ科などは紡錘型の体をもち、や早瀬などの石や岩盤の表面に生息するヒラタカゲロウ科は、体が著しく扁平で水の抵抗を軽減するようになっている。 流れのゆるい砂底や、止水に生息するものは、体は円筒形で、足はやや細く、体を少し持ち上げた形をしており、水草の間や、底に止まっている。 の Drunella は、他の水生昆虫を捕食するための前脚が強大になっている。 他にもそれぞれの生活型によって体型だけでなく、脚や口の構造なども多様に進化している。 腹部の各節はその両端に色々な形の鰓をそなえる。 鰓は基本的には呼吸器官で、腹部の第1節から第7節まで1対ずつ具わっているのが原型であるが、2対あるものや数が減っているものもある。 鰓の形は種類ごとに変化しており、その運動を遊泳に利用するものや、吸盤のような形に変化した鰓で岩に張り付くものなどもいる。 食性も、石の表面のなどを食べるものや、植物遺骸やなどを食べるもの、捕食性のものなど様々である。 脱皮・羽化 [ ] 幼虫時代は一般に回数が多く、通常でも10回以上、時には40回におよぶものもあると言われる。 幼虫の期間は半年から1年程度で、終齢近くのものでは翅芽が発達する。 であり、にはならない。 の時期は春から冬まで種や地域によって異なる。 初夏の頃が最も多く、時間も夕方頃が多い。 羽化場所は水中、水面、水際など種によって異なっている。 羽化したものは 亜成虫 subimago と呼ばれる。 この亜成虫は、飛び立って後、別の場所で改めて脱皮を行い、そこで初めて真の成虫になる。 成虫がよく集まる明かりの周辺を探すと、脱皮殻がくっついているものを見ることができる。 亜成虫は成虫とほぼ同形であるが、成虫に比べて毛が多く、脚や尾がやや太短く、翅が不透明であるなどの違いが見られ、性的には未成熟である。 なお、翅が伸びた後に脱皮する昆虫は他にいない。 人間への利害 [ ] 人との直接的な利害関係が薄い昆虫で、人に噛み付くこともなく、毒を有することもない。 したがってとされるものは非常に少ない。 ただし、オオシロカゲロウなどは時に大発生し、大量の雪が舞ったようになって視界を遮ったり、路上に積もって自動車をスリップさせたりして交通障害を引き起こすことがある。 またに分布する Asthenopus corporaali()は、水中の木材や竹材に穿孔してに良く似た巣穴を作る。 このため、木造船や水上家屋、木製の導水路などに害を与える。 フライ・フィッシングの餌への利用 [ ] むしろ、彼らと人間がかかわるのは、彼らが水環境において、魚類の良質な餌になることによる。 では、カゲロウの幼虫は魚類の餌として重要な位置を占め、羽化した成虫も、水面で盛んに捕食される。 したがって、の餌として、どちらもよく利用されてきた。 の・のモデルとしてもよく利用される。 一般的な毛鉤の多くは、カゲロウの成虫・亜成虫をモデルとしており、ハッチチャート(水生昆虫の羽化時期のチャート表)や現場の状況に合わせ、種ごと、ステージ(成長段階)ごとの疑似餌を使うことがある。 フライフィッシングをする日本人らは英語由来の独特の呼称を用いることが多く、カゲロウに関しても、ハッチ(羽化)、ニンフ(幼虫)、ダン(亜成虫)、スピナー(成虫)などと呼ぶほか、羽化途上の幼虫をイマージャー、羽化したてで翅が伸びきらず捩れたものをツイストウィングなどと呼んで細かく区別し、それらに模してフライを作成・使用することもある。 指標生物 [ ] このほか、流速や水質、底質の差によって生息する種が異なることから、河川でのとしてよく利用される。 これは日本のカゲロウ研究の一大原動力ともなってきたと言えるもので、今もその方面の研究が進んでいる。 渓流では、カゲロウの種類が多い。 それらはそれぞれに生息する環境が異なり、底質や流速などによって異なった地点に生息していることが多い。 やはこのことに注目し、これをと呼んだ。 このカゲロウの棲み分け研究を起源とする語は、マスメディアでも取り上げられたり、社会学などの他分野や日常語としても使われるようになった。 名称など [ ] 日本語 [ ] のカゲロウという名は、空気が揺らめいてぼんやりと見える「(かげろう)」に由来するとも言われ、この昆虫の飛ぶ様子からとも、成虫の命のはかなさからとも言われるが、真の理由は定かでない。 なお以前のでの「蜉蝣」は、現代では類を指す「蜻蛉」と同義に使われたり、混同されたりしているため、古文献におけるカゲロウ、蜉蝣、蜻蛉などが実際に何を指しているのかは必ずしも明確でない場合も多い。 例えばによる物名語源事典『』(二十・蟲豸)には、「蜻蛉 カゲロウ。 古にはアキツといひ後にはカゲロウといふ。 即今俗にトンボウといひて東国の方言には今もヱンバといひ、またをばイナゲンザともいふ也」とあり、カゲロウをトンボの異称としている風である。 一方、平安時代に書かれたの『』の題名は、「なほものはかなきを思へば、あるかなきかの心ちするかげろふの日記といふべし」という中の一文より採られており、この場合の「蜻蛉」ははかなさの象徴であることから、カゲロウ目の昆虫を指しているように考えられる。 やも、羽根が薄くて広く、弱々しく見えるところからカゲロウの名がつけられている。 ただし、これらは陸生の幼虫からをする昆虫で、カゲロウ目とは縁遠いに属する。 その他の言語 [ ] この節は曖昧な記述になっています。 を参考に修正してください。 ( 2013年7月) 成虫がか弱い姿で、しかも短命であることから、日本以外でもか弱くはかないものの代表として扱われてきた。 冒頭にあるように学名自体が1日の命を意味しており、でも Eintagsfliegen(一日飛虫)と言い、いわゆるの意味にも用いられる。 しかし実際には、幼虫時代も含む全生涯を見ると、半年から1年程度であり、昆虫としては短いものではない。 英名の Mayfly は5月頃に大発生する場合があることによる。 漢名の「蜉蝣」は「浮遊」と同音である。 分類 [ ] カゲロウ目は、と共に、昆虫の中では古い系統に属するもので、に属する。 記録はまでさかのぼる。 現生のものは世界でおよそ23科310属2,200種(あるいは2,500種とも)、日本では13科39属140種以上と言われる。 ただし、水生昆虫として研究が進んだため、幼虫の分類が先行し成虫との対応が取れないものも多く、日本産約140種のうち、幼虫と成虫の関係がついているものは約90種に留まる。 そのため、それを埋める研究が進行中である。 科までの分類 [ ]• Schistonota• Siphlonuridae• 和名不詳 Oniscigastridae• 和名不詳 Ameletopsidae• 和名不詳 Ametropodidae• 和名不詳 Coloburiscidae• Oligoneuriidae• Isonychiidae• 和名不詳 Behningiidae• Potamanthidae• 和名不詳 Euthyplociidae• Polymitarcydae• 和名不詳 Palingeniidae• Pannota• 和名不詳• 和名不詳 Tricorythidae• 和名不詳 Neoephemeridae• 和名不詳 Baetiscidae• 和名不詳 Prosopistomatidae 日本産のカゲロウ目 [ ] ヒラタカゲロウ属の一種( Epeorus sp. )の幼虫。 写真のような鰓に褐色斑のある種が複数おり、素人には幼虫の同定は難しい。 以下が日本産の概要である。 カッコ内は日本産既知種の概数であるが、研究の進行によって変動するのは他の生物と同様である。 これらは石綿・竹門(2005b)に準じたもので、上の囲み内のリストが準じている他言語版のリストとは配列その他は多少異なっている。 トビイロカゲロウ科 (4属9種):トビイロカゲロウなど• (1属2種):・• モンカゲロウ科 (1属4種):モンカゲロウなど(砂底に潜る)• シロイロカゲロウ科 (1属3種):オオシロカゲロウなど。 幼虫は瀬石の下の砂泥に巣穴を掘って棲む。 ヒメシロカゲロウ科 (2属3種):ヒメシロカゲロウなど。 小型で研究不十分な科。 かつてヒメカゲロウ科とも呼ばれたが、アミメカゲロウ目にもヒメカゲロウ科があるため改称された。 マダラカゲロウ科 (6属23種以上):オオマダラカゲロウなど捕食性のものもいる。 アカマダラカゲロウは河川の最普通種。 ヒメフタオカゲロウ科 (1属6種):ヒメフタオカゲロウなど。 未記載種もある。 コカゲロウ科 (11属39種以上):フタバカゲロウ(水田に普通)・シロハラコカゲロウ(河川に普通)など。 とくに河川に多くの種が生息し、しばしば個体数も多い。 しかし研究が不十分なため、幼虫にはFコカゲロウ、Hコカゲロウなどアルファベットの仮称が付けられているものも多く、更にそれらの成虫には学名不詳のままキナリコカゲロウやサイドコカゲロウなどの仮称も提唱されており、将来整理が必要な群である。 ガガンボカゲロウ科 (1属2種):ガガンボカゲロウ(原流域)・キイロガガンボカゲロウ。 フタオカゲロウ科 Siphlonuridae(1属4種):オオフタオカゲロウ(中流域で大発生する)など。 チラカゲロウ科 Isonychiidae(1属3種):チラカゲロウ(河川に普通)など。 チラとはこの幼虫などを指す方言。 一見魚類のような動きをする。 ヒトリガカゲロウ科 (1属1種):ヒトリガカゲロウ(大河川の下流域。 ヨーロッパにも分布)。 ヒラタカゲロウ科 (8属42種以上):エルモンヒラタカゲロウ・クロタニガワカゲロウなど。 極めて扁平な体型をもち、流れのある所の石の表面に張り付いており、動きは素早い。 種類が多く研究は不十分。 素人には、幼虫での種の区別が困難なものが少なくない。 カゲロウにちなむもの [ ]• 日本のビジュアル系ロックバンド• カゲロウソング(日本のロックバンドの楽曲)• はカゲロウ類の棲み分けなどに造詣が深い芸能人である。 (、作曲家、昆虫画家、四国大学特認教授)は昆虫MCやベースマガジンなどへの昆虫コラムの寄稿、昆虫の絵入りのサインなどを行っている。 - の散文詩。 カゲロウが作品中で重要な意味合いを持つ。 - 24枚目のシングル。 出典 [ ] は列挙するだけでなく、などを用いてしてください。 記事のにご協力をお願いいたします。 ( 2013年7月)• ・, 2005a. カゲロウ目. in 川合禎次・谷田一三(編),日本産水生昆虫. 東海大学出版会. 石綿進一・竹門康弘, 2005b. 日本産カゲロウ類の和名 - チェックリストおよび学名についてのノート -. 66:11-35. , 2002. 水生昆虫ファイルI. つり人社. 刈田敏, 2003. 水生昆虫ファイルII. つり人社. 刈田敏, 2005. 水生昆虫ファイルIII. つり人社. ・ 編, 1989. 日本の水生昆虫 種分化とすみわけをめぐって. 東海大学出版会. 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 ウィキスピーシーズに に関する情報があります。

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オオシロカゲロウ

オオシロ カゲロウ

昆虫綱カゲロウ目に分類される昆虫の総称です。 豊作の年に大量発生することから「豊年虫」、二十四節気の白露の頃に現れることから「白露虫」とも呼ばれてきました。 円筒形の細長い体で、どの種類も共通して弱々しい外見をしています。 3つに分かれた胸部の真ん中と後方に1対ずつ羽があり、これをぴったりと重ねて植物などに止まるのが特徴。 前羽は後羽に対して小さく、種類によっては後羽が退化しているものもあります。 成虫の口は退化しているため食事をすることはできません。 多くが羽化した後数時間で死滅するという、非常に短い寿命です。 日本全国に分布していて、幼虫、成虫ともに河川などの流れがある綺麗な水場を中心に生息しています。 湖岸や池などの止水域に暮らす場合もありますが、海水への耐性はありません。 オスとメスを見分けるには、腹部の末端を確認するのがわかりやすいでしょう。 「把持子(はじし)」と呼ばれるハサミのような器官がついているものがオス、何もついていないものがメスです。 把持子は、交尾の際にオスがメスの腹部を挟むために利用される器官で、カゲロウ目のすべてのオスに見ることができます。 ちなみにカゲロウ目のもっとも古い化石は、約3億~3億5000万年前の古生代石炭紀の地層から発見されていて、昆虫のなかでももっとも長い歴史をもつ種だといわれています。 日本に現生するカゲロウ目の昆虫は、約140種。 そのなかから代表的なものを紹介しましょう。 モンカゲロウ 体長1. 6cmほどの大型の種類です。 翼開長は3. 5cmほどで、黄色がかった羽にはっきりと黒い羽脈が浮かんでいるのが特徴です。 複眼は黒く、オスよりもメスの方が大きな体をしています。 成虫の姿を見られるのは春の終わり頃です。 ナミヒラタカゲロウ 体長1. 6cmの大型の種類です。 翼開長は3. 6cmほど。 前羽の縁が黒く、腹部にカギ状の把持子があるのが特徴です。 また他の種類と比べて前肢が長くなっています。 成虫の姿を見られるのは3月中旬から下旬頃です。 トビイロカゲロウ 体長は1cmほどで翼開長は2cmほどです。 体は褐色で、羽の縁にも褐色の筋が見られます。 赤い複眼と透明な足をしているのが特徴です。 成虫の姿を見られるのは早春です。 キョウトヒメフタゲカゲロウ 体長は1. 8cmほど、翼開長は3. 2cmほどです。 褐色がかった透明の羽をしているのが特徴。 日本で成虫の姿を観られるのは4月頃です。 オオシロカゲロウ 体長は1cmほど、翼開長は2. 2cmほどです。 黄褐色もしくは黄色がかった白色の体に、透明の羽をもちます。 晩夏に羽化して産卵し、卵のまま越冬して水温が上がった頃に孵化をします。 8月から9月になると、愛知県や栃木県、島根県などで視界不良になるほどの数が一斉に羽化し、通行止めがされることでも有名です。 カゲロウの名前の由来。 なぜトンボと同じ漢字なのか カゲロウを漢字で表記する場合、「蜉蝣」と「蜻蛉」の2種類が使用されますが、このうち「蜻蛉」はトンボにも使われている漢字です。 なぜ異なる2種の昆虫に同じ漢字が使用されているのでしょうか。 時は平安時代に遡ります。 その名残として、現代でもどちらの昆虫に対しても「蜻蛉」という漢字があてがわれているのです。 体の大きさなどは異なりますが、成虫の触角が短く針状であることや、羽脈の見え方など、両者の間には共通点も多く見られます。 また幼虫時代は水中で生活をし、成虫になってからも水辺から離れずに暮らす種が多いことも特徴です。 さらにトンボのなかでも原始的な種である「ムカシトンボ」などは、カゲロウのように左右の羽を垂直にあわせた状態で止まるなどの類似点があるため、近種であると考えられています。 カゲロウの成虫期間はとても短い!その一生を紹介 多くのカゲロウの繁殖期は、3月から4月頃です。 オスは自らメスを探すのではなく、産卵に適している場所に留まってメスを待ち、やってきたら交尾をします。 そのためこの時期になると、川べりに大量のオスが待機をしている様子が見られます。 交尾が終わると、メスはすぐに産卵を始めます。 場所は水中のものや川底の砂利の中のもの、水際のものなどさまざま。 1匹あたり500~1000個もの卵を産むのです。 卵の平均的な大きさは0. 2mmほど。 1~3週間で孵化します。 幼虫は、川底の付着藻類や「デトリタス」と呼ばれる動植物から出される細かなカスを食べて成長し、数十回の脱皮をくり返して羽化します。 脱皮の回数は摂取する栄養の質と反比例していて、栄養が豊富な場所であれば脱皮の回数は少なく、反対に餌が少ないなど十分に栄養を補給できないと脱皮の回数は多くなります。 背中の羽が膨らみ、飛ぶ準備が整うと、羽化をします。 トンボやセミのように何時間もかけておこなわれるものではなく、一瞬で終わるのが特徴。 そのため殻から羽がうまく抜けなかった場合などは、そのまま体が硬化して死んでしまうことも多いのです。 ほとんどの昆虫は羽化を終えると成虫になりますが、カゲロウは成虫になる前に性的には未成熟な「亜成虫」と呼ばれる特殊な段階をはさみます。 亜成虫は成虫に比べて太い体と暗色の羽をもち、羽化した後に川辺の木の枝などに止まって数日過ごしてから、最後の脱皮をして成虫になるのです。 成虫になるとその日のうちに交尾を済ませ、寿命を迎えます。 長く生きることのできないカゲロウは、同種で一斉に羽化をして交尾と産卵し、一斉に死滅するのです。 日本全国の河川で見られるカゲロウ、カワゲラ、トビゲラの3種の川虫を紹介する図鑑です。 「幼虫編」と「成虫編」の2冊が発表されています。 「幼虫編」ではあわせて125種、「成虫編」では349種の写真を掲載。 またカゲロウについてはしっかりと「亜成虫」の写真も紹介されています。 それぞれの生態も詳しく解説されていて、識別のポイントとなる交接器などについては詳細な図を用いて説明がされているので、同時期に同場所に発生する個体の見極めに役立つでしょう。 また水生昆虫は、生息場所の環境を調査する際の絶好の指標にもなるそう。 昆虫好きだけでなく、自然環境に興味のある方などにもおすすめの一冊です。 カゲロウなど身近な昆虫を紹介する図鑑 日本国内で姿を見ることができる身近な昆虫1614種を、生息環境がわかる写真とともに紹介する図鑑です。 身近な昆虫に対する理解を深めることを目的に作られていて、掲載されているのは主に首都圏や中部圏、近畿圏などの都市部に生息しているもの。 分布図には生息数が3段階で評価されていたり、幼虫期はどのような植物を好むのかが書いてあったりと、採集に役立つ情報が多いのも特徴です。 カゲロウの仲間は11種が紹介されています。 外見の違いを比較しながら理解することができます。 さらに、分類とサイズから昆虫を探すことができるマトリクスがついているのも嬉しいポイント。 街中で見かけた昆虫の識別に役立つでしょう。 脆弱な印象のある外見や、羽化して数時間で生涯を終える姿から、儚さの象徴のようにも思えるカゲロウ。 しかし示し合わせたかのように一斉に羽化をして我先にと子孫を残すさまは、むしろ3億年前から生き続けた種の強さを感じるでしょう。

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