ある日、お姫様になってしまった件について いち早く。 一瞬で自信があるお姫様になる方法

ある日、お姫様になってしまった件について(フロースコミック) 3巻セットの通販/Spoon 漫画

ある日、お姫様になってしまった件について いち早く

パタパタと廊下を走る音がする。 キャッキャと子供のはしゃぐ声がして、カラカラと子供が笑う声がする。 俺は一人暮らしのはずで、一人っ子のはず。 と思いながら微睡んでいると額が一気に冷たくなった。 「ひ……っ」 飛び起きて布団からでる。 なんだかフラッとして畳にお尻をついてしまった。 ん???足に力が入らないぞ!?あと視界がぐるぐるして…… 「……大丈夫か」 倒れかけたところをなんか言葉に表しにくいような顔をした男の人に受け止められる。 ……声をかけるのにも間があったよな。 ……なんか、苦汁飲んだみたいな顔してるし。 ……目、会わないし。 初対面の人だけどなんか嫌われてる?え、嫌われてるの?それもとあれ?触りたくない、的な。 それだったらほんと申し訳ない。 てゆうか絶対触りたくない、だな!! 四日も会社に泊まり込みで、シャワー浴びるしかしてないし。 「あ、すいません…。 ……その、汚いので、離していただいて結構、です…」 そういうと訝しげな顔をされた。 え、なに?変なこといった!? 確かこの人、昨日本物の宗三さん見たときにいたような……。 あれ、昨日?昨日何してたっけ?たしか刃物!そうだ、刃物を向けられて……え、雪で…… なんか、記憶があやふやで気持ち悪い……。 「…森、で…敵で……雪、僕……」 「っ!いい!とりあえず休め!お前は今熱があるんだぞ!わかってるのか!!」 無理矢理布団に戻され、怒鳴られた。 こわっ!この人、なんか短気じゃない!?びくっとしてしまう。 沈黙が部屋に落ちる。 その時、音もなく襖があいた。 その瞬間自分の顔が輝いたのが自分でわかった。 「そう、ざさん……!」 入ってきたのは宗三さん(本物)だった。 熱があると言われて自覚すると喉が痛く感じてうまく声がでなかった。 「はいはい、宗三ですよ。 あなた、熱があるんですからちゃんと寝てなさい。 長谷部、『僕』に怒鳴らないでくださいます?」 宗三さんが俺にしっかり布団をかけてくれる。 その手は優しい。 あれ、人に優しくされたのっていつぶりだっけ。 熱があっても仕事はまってくれなかったから。 風邪なんかで休むの、いつぶりだろ。 なんか、涙出てきた。 すぅっと頬が濡れていくのがわかる。 今まで言い合いをしていた宗三さんと長谷部と呼ばれた人が目を大きく見開いてこっちを見る。 そして宗三さんが優しく抱き締めてくれた。 長谷部さんもぎこちなく頭を撫でてくれた。 伝わる体温が温かくてより涙が出た。 これくらいで泣くなんてあれかな。 相当精神的にキてたのかな。 いい年なのになぁ。 「どうしたんですか?大丈夫ですよ」 「なにがあった。 なぜ泣いている。 俺が怒鳴ったからか?」 俺は首を左右に振る。 「……っ熱、あっても、やることはいっぱいだから、休めなくて……っ守らないといけない子達がいたから……!」 もう、いいですよ。 そういって二人は手を握ってくれた。 温かい手と、温かい言葉に柄にもなく安心して、俺はまた眠った。 [newpage] 俺はへし切長谷部。 今、主命を受けて「保護された」宗三の世話をしている。 昨晩、珍しく動けないほど酔いつぶれた日本号をしかたなく(あくまでしかたなくだ。 好き好んでやったわけではない)布団まで半ば引きずって運び、布団に入れてやっていた俺は突然部屋に駆け込んできた五虎退に驚いた。 珍しい来訪者だった。 博多に用事か?と聞けば長谷部さんに、と帰ってきてより驚く。 黒田組の部屋にくる粟田口は基本博多目当てだからな。 だが次の言葉で合点がいった。 「あの、宗三さんが……っえっと、あの、助けた方の、宗三さん……雪で、冷えてて……っ!!!」 五虎退はすでにボロボロと泣いていて、とても説明ができる状態ではなかった。 が、何かしらあったことはわかる。 俺はもう一人の『宗三』のもとへ向かった。 彼は一期に強く抱き締められていた。 心なしか顔が赤い彼を薬研が必死に診察していた。 事情を聴くとこいつは雪のなかで寝ていたという。 五虎退の虎が異変を察知しなければいつまでも雪のなかですごし、体が固まってしまっていただろう。 ……とまぁ昨夜はこんなことがあったわけだが。 そのせいでこいつは風邪を引いていた。 顔を赤く染め、汗を流し、必死に息をしている。 世話を任されたといってもすることは限られている。 目覚めたとき、すぐに対応できるように傍にいることが課せられた主命だ。 昨夜の雪事件(主が命名した)から、こいつはすぐにフラフラと消える説が浮上しているからだ。 看病事態は宗三がしてくれるのだが今は生憎席を離していた。 濡れ雑巾を冷たいものと変えてやろうと思い立ち、水桶に手を突っ込んでいって布を冷やす。 冬だけあって指が凍るように痛かった。 絞ったそれをこいつの額に乗せたとき…… バッ!! と音をたてて布団がはね飛ばされた。 彼が蹴り飛ばして跳ね起きたのだ。 俺から距離をとり、警戒するような瞳でこちらをひたと見つめる。 それは戦場で感じるのと同等くらいの殺気。 あまりの警戒心に眩暈がしたその時、あっと声をあげてあいつは崩れ落ちた。 慌てて支えると身を固くされたのが気配で感じられた。 すると震える声で汚いので、触らないで……といわれる。 宗三とはこんなやつだったろうか。 昔馴染みの刀剣のあまりにも変わり果てた姿にこれ以上見ていられなくて無理矢理布団に押し込んだ。 声を大きくしすぎたせいか怯えられる。 襖があいて宗三がやって来た。 あいつをしっかり寝かせる。 あいつもあいつだ。 なぜそこまで嬉しそうにする?自分だろう? 宗三は『僕』を怒鳴るなと怒ってきた。 いつも通りの口喧嘩をしていると、横から小さな嗚咽が漏れてくる。 「っ……熱、あっても、やることはいっぱいだから、休めなくて……っ守らないといけない子達が、いたから…!」 嗚咽の隙間から漏らされた言葉に察してしまった。 まさか、ブラック本丸というやつか…?そう考えると合点がいく。 戦ではつかない痣、鬱血跡。 警戒心に、変わり果てた人格。 やること、とは出陣か?それとも…夜伽か?守らないといけない子達は小夜や、その他の短刀か。 目の奥が赤くなった気がした。 あいつが眠ると宗三が辛そうに顔を歪めて足早に出ていった。 たぶん、泣いている。 俺は眠っているこいつからしばらく目が話せなかった。 守らないといけない、と思った。 [newpage] 『謝らないといけないんです、兄さんに…』 『謝らないといけない人達がいるんです…』 はっと目を覚ますともう烏が家に帰る頃で。 すこーしだけ襖を開けて外を見ると燃えるような夕陽がキラキラと雪を照らしていた。 幻想的な光景にほうっと息をはく。 真っ白に染まった息がふわりと宙を舞った。 夢を見た。 川のほとり。 あの、すべての始まりの場所でやっぱり泣きながら宗三さんは座っていて。 謝らないといけない、と繰り返していた。 謝らないといけない人はたくさんいるみたいで、もはや兄弟に会うどころの目的じゃなくなってきてるけど仕方ない。 宗三さんの代わりをやるよって受け入れたの俺だしね。 無責任な仕事したやつは後々の仕事が倍になるんだぜ? 一個一個のことに死ぬ気で挑め。 会社の上司がいってた言葉だ。 いや、まぁあんたが仕事を下に回しまくって自分はキャバ嬢に金と時間を投資してるから死ぬ気で挑まないと俺たち帰れないんだけどな?ってどんだけおもったか。 まぁとにかく謝らないといけない人っていうのも探す必要がでてきたってわけだ。 さて、ここでひとつ問題が発生するんだが部屋というのは勝手に出てもいいのだろうか? 目が覚めたら宗三さんも長谷部さんもいなかったし。 昨日の顔立ち整った眼鏡少年とロイヤルイケメン、毛玉くんもこの辺りにはいない。 てゆーかこの辺り誰もいない。 でもなんか頭はぼーっとするし、水がほしい。 くしゅん!こん、こん…っ ガチで風邪引いてたようでさっきから咳とくしゃみヤバイ。 出ない方がいいのかなぁ。 なんて思いながら眺めていてはたと気づく。 ……視界が、白一色なんだけど。 いや、まぁね??確かに雪積もってて外は真っ白だったけどもね??? 夕陽や枯れ木やら凍った池やらは見えてたわけよ。 それがさぁ。 今は単なる白。 白一色。 え、え、なに。 軽くパニックになる。 慌てて後ろに下がり恐る恐る顔をあげる。 ひぃっ。 夕陽、逆光です!!顔に影ができてて怖いですぅぅううう!!しかもきらんとひかる金色の猛禽類みたいな目があるとまで来た。 こっわ……。 慌てて正座して体を前のめりにしてこの人の視界から消えようとする。 まじ怖いって!! 「お…どろいたな…。 初対面で土下座されるとは、思ってなかったぜ…」 白い人はその儚げな見た目を裏切るようにガシガシと乱暴に髪を掻いた。 「あー、俺は鶴丸国永。 んで、こっちが」 「………大倶利伽羅だ。 ……体調はどうだ」 鶴丸さんが呼び掛けると肌の黒い方が出てきてびっくりした。 「あ、えーっと…………僕は、桃姫(とうき)です。 たいぶ楽になりました」 一応名乗る。 ほんと、口調変換機能あってよかったわ。 今の見た目は宗三さんなんだけどここにはは本物の宗三さんいるし、ややこしいかなって思って、現世でのあだ名にしといたけど大丈夫かなんだろうか。 「とうき?」 「あ、……桃の花の『桃』にお姫様の『姫』で桃姫(とうき)です。 あー……その、桃の花のように可愛らしく、姫のように美しいって、つけられました…」 拷問だよね!!これを今名乗った数秒前の自分を殴りたい。 やっぱはずいって!! 現世で?前世で?呼ばれてた名前だけど、俺、男だからね!?そりゃあまぁ背も低めで甘いものが好きで可愛いものも好きで、女顔だったけども!!でも、男だから! 上司も同僚もこう呼ぶもんだから悲しい。 うわ、思い出しただけでもつらい。 「……だって、あの人が桃姫ってよんで…(仕事の完成度をあげることを)求めてくるから……」 あ、ぶっね。 声に出しちゃった。 小声だからいけるか!?顔色をうかがうと二人はうつむいていた。 これは、セーフなんじゃね?? と思ったのもつかの間。 俺は気を失いそうになった。 なんでそんなに人殺しそうな目をしてるのさ!? [newpage] 倶利坊と廊下を歩く。 俺たちは今、もう一人の宗三の部屋に向かっていた。 俺も倶利坊もしゃべらない。 しゃべる気にもなれなかった。 織田にいた頃に認識のある宗三はバカな真似はしない、落ち着いたやつだった。 今は冷酷って感じだな。 目線が冷たい。 俺たちが一言も喋らないわけは少なからずショックを受けていたからだ。 薬研、宗三、長谷部あたりから随時報告を受けていた主が全員を広間に集めてひとつの結論をつげた。 薄々勘づいてはいたんだが……。 ブラック本丸から来た、と。 ブラック本丸というのはここからは全く想像できないような場所で、過度な出陣に遠征、手入れをしない、同士討ち、果ては夜伽までさせられるという。 「鬱血跡が消えない」 「なぜか雪のなかで眠っていた。 」 「すべき事が多くて体調が悪くても休めなかった」 「短刀を守るために身を呈していた」 「長谷部にさえ怯える」 「自分を宗三だという認識が薄い」 次々に報告される案件はどれも暗いものばかりだった。 こんな驚きは、いらない。 この報告会のあと風邪を引いてるあいつの様子を見に行くことになったが織田組はもはや誰も機能してなかった。 左文字も報告だけで潰れていたからアウトだ。 というわけで俺と倶利坊がいくことになった。 この次は光坊と日本号だな。 部屋の前までくる。 少し襖が相手いて綺麗な青い瞳が外を眺めていた。 考え事をしているのか熱のせいなのか俺に気づかない。 しばらくそうしてるとひぃっと短い悲鳴をあげて距離をとられ、流れるような動作で土下座された。 その背は震えている。 「怯えさせるやつがあるか」と倶利坊にいわれる。 怯えさせるつもりはおろか、今回は驚かせるつもりもなかったんだがな。 慌てて害意がないことを示すために目線の高さまでしゃがみこみ、名乗る。 倶利坊も名乗る。 「僕は、桃姫です」 「桃の花の『桃』に、お姫様の『姫』で桃姫(とうき)です。 あー、その、桃の花のように可愛らしく、姫のように美しいって、つけられました……」 「……だってあの人が桃姫と呼んで、求めてくるから……」 次々と告げられる言葉に声がでない。 まさか、そうやって名前を与えられ、宗三であるという意識まで取られたのか?その上で求められた、とはまぁ……鬱血跡も相まってわかるというものだ。 過去に縛り付けるような名前で呼びたくなどないが。 でもそう呼べと言われたのだから仕方ない。 ここにはもう宗三がいるからややこしいのが現状だったりするからな。 それでも桃姫のところの審神者に対する怒りはおさまらない。 まるで所有印であるかのように散りばめられた赤い華。 首につけられた手の跡(首を絞められたと思われる)はさしずめ首輪といったところか。 それから態度。 同じ位につく神のはずなのにここまで恭しいのは何故だ。 それから刀のことも。 戦場で生きていけるのかというほど、桃姫は刀の存在をぞんざいに扱っているように見える。 桃姫のうかがうような視線に顔をあげるも短く悲鳴をあげられて終わる。 今は俺も倶利坊も怒りに目が眩んでいるからな。 こんなに我を忘れそうになるなんておもわなんだ。 驚きだ。 いち早く怒りを沈めた倶利坊が桃姫の隣に膝をつき、そっと額に手を当てた。 「少しは下がったようだな。 ……まだ寝てろ。 すこしある。 」 驚いた。 倶利坊が別人のようだ。 布団までかけてやって頭を撫でてやってる。 ここまで献身的な倶利坊は珍しい。 馴れ合わない、が売りだからな。 俺も慌てて隣に座る。 そして手を握った。 守ってやるから頼ってくれ、と囁く。 もっとも、すでに微睡みはじめた桃姫に聞こえてるかなんてわからない。 「……想像以上。 驚きだぜ……」 「…こいつには目をかけてやる必要がある」 「……倶利坊がそんなこと言うなんてな…」 「仕方ないだろう。 魂が危なっかしくて見てられない。 」 どうやって桃姫の心の傷を癒してやろうか。 倶利坊と相談しながら過ぎて行く冬の夕暮れはあまりにも美しかった。 恨めしくなるほど美しく、桃姫の顔がよく見えた。 守ってやろうな。 ……あぁ。 俺たちは決意を静かに燃やしたのだった。 [newpage] 【宗三(仮)改め、桃姫】 呼び方に現世時代のあだ名を採用した。 が、予想以上に恥ずかしくて困惑。 熱が下がってないが気にしてない。 なんか寝てばっかり笑笑 【本丸】 ブラック疑惑浮上。 左文字兄弟の精神は削られまくっている。 長谷部が守ってやらないとと思い始めた。 SECOM誕生。 もちろん宗三も。 てゆーか織田組は言うまでもなくSECOM。 鶴丸どころか大倶利伽羅まで率先してSECOM加入。 大倶利伽羅はよく馴れ合う。 鶴丸もSECOM。 燭台切だってブラック疑惑聴いてすぐにSECOMの仲間入りと化した。 今回は何を書いてるのかよくわかんないなぁ(白目) とにかく熱があるんですよね。 んで、あとは伊達と絡んでほしかっただけ。 あ、名前は勝手に決めました…。 前作、コメント等ありがとうございました! 「こういう展開がいい」というご意見や「成り代わり以外にこんな話を書いてほしい」という要望があればコメント欄にどうぞ! この話と同時進行でかかせていただくかもしれません。

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【ある日、お姫様になってしまった件について】いち早く読めるサイトは?│知識忘備録 ナレッジタワー

ある日、お姫様になってしまった件について いち早く

漫画アプリ・ピッコマ、comicoで連載中の「皇帝の一人娘」原作YUNSUL 小説・황제의-외동딸 、漫画RINO 突然、血の皇帝と呼ばれる暴君の娘として転生してしまったアリアドネ 通称リア。 子供殺しも厭わない彼の元で生き抜いていくために、愛嬌を武器に生き抜いていく。 かわいい絵柄にパンチの効いたセリフが面白い、転生&恋愛ファンタジー漫画です。 主人公のリアを中心に、彼女と関わる人との心の交流を描いています。 毎週日曜日に最新話が更新されます。 前回のあらすじは、リアの家出についてくるというハーベル。 置いていくならばらすぞと言うので同行することに。 アシシ、ヴァル、グレシットをお伴に、アグリジェントからなるべく早く離れるよう、馬を飛ばし、浮遊船のあるアンシップまで移動。 アグリジェントでは皇都が封鎖され、リア探しが行われているそうだ。 ヴァルとアシシは夕食をとる場所を探しに行ったので、ハーベルと二人きりになってしまい、リアは気まずくなるのだった。 詳しくはにてまとめてあります 目次• 漫画「皇帝の一人娘」170話のネタバレ ハーベルに見つめられ、気まずくなったリアは、初めて家をでたので自分でやることが多く大変だ、と話題を作ってみる。 後悔しているのかと聞かれ、そうではなく、宮から出て人々の暮らしを見たのは初めてなので、楽しいのだと答える。 実際に目にした世界は想像していたものと違い、この世はパラダイスでもなければ、人が親切なわけでもないし、想像と現実の差が面白いと説明する。 前世も現世もさほど違いなくてほっとする。 アグリジェントへの幻想は薄れたが、おとぎ話に出てくるお姫様にならなくていいのだとわかり、肩の荷が降りた気分だ。 ハーベルは、カイテル皇帝がリアを閉じ込めていた理由、わかった気がすると言う。 その理由は何か聞いてもはぐらかすので、イラっとするリア。 そして一行は浮遊船乗り場へ。 浮遊船は文字通り、帆を張った船だった。 設備の整っていて、速度が速く、陸路で3年、海洋船で3ヶ月かかるアンシップとスヘルトーヘンボス間の移動が、たった3日しかかからないという。 ヴァルは何度乗っても楽しめると言い、リアも浮遊船を楽しむ。 旅慣れしているハーベルは理解できないようだ。 一方、アシシは船酔いをしており、口を押さえながら青ざめていた。 アシシは馬以外の交通手段は、全て乗り物酔いをする体質だったのだ。 辛いなら客室で休んではどうかとリアが声をかけるが、皇女様の傍にいなくてはと言い、吐き気をこらえるのだった。 そうしてようやくスヘルトーヘンボスに到着。 スヘルトーヘンボスには薄い膜がかかっており、それは北帝国の象徴である聖王の守護膜である。 ここは北帝国で栄えている都市の一つ衛星都市ロルランで、ここから上に1日馬車で進めば、帝国の首都イルミネンにでるそうだ。 首都にいくと顔見知りに会う危険があるので、1日観光したらすぐ他の都市に移動したいと言うリア。 ヴァルはリアに、アシシおじさんと観光してこいと言って、自分はハーベルと宿探しをすると勝手に決め、ハーベルを連れていった。 アシシとハーベルが一緒にいると空気が悪いので、ナイス判断だった。 残ったリアとアシシ。 二人きりだとデートみたいだ。 市場を見ようとリアが声をかけると、アシシは、陛下が心配しているはずですと、彼女に言う。 わかっていると、答えるリア。 皇女様は心配でないのかと聞かれ、心配だけど帰りたい気持ちではない、思いっきり楽しめれば帰りたくなるかもと正直に話す。 アシシは、陛下もきっと黙ってはいないだろうと言うので、帝国の体裁のために家出したことはいいふらしたりはしないだろう、こっそり探して諦めるのではないかと言う。 諦めることはないだろうと言うアシシ。 世界が終わってもカイテルが私を諦めることはないかもしれないと同意する彼女は、楽しんだらちゃんと帰るから心配しないでと、アシシに話す。 アシシはわかってくれたようだ。 ところで、どうしてリアの家出にあっさり協力してくれたのかと彼に聞くと、ペルデルに頼まれたからだと答える。 ペルデルは、皇女様のようにご自身の考えをお持ちで好奇心旺盛な方は、閉じ込めておくべきじゃない、もっと自由にできるよう力にならないといけない、何をしてもやり遂げるお方だからお前が傍で力になって差し上げろと、アシシに頼んだのという。 ペルデルが自分のことをそんなに考えてくれたなんてと、リアは温かい気持ちになる。 私も同じように考えておりますと言うアシシ。 おそらく陛下もそうだろうが、子の巣立ちを見届けるのがまだ嫌なのだろうと言う。 子離れできないカイテルに、ため息をつくリア。 じゃあアシシは寂しくないのかと聞くと、彼は驚いた顔をして無言になった。 そしていきなり観光案内をすると言って、リアに背を向けスタスタ歩き始めた。 ちょっと待ってとリアが呼んでも、アシシは速歩きでどんどん進む。 追いかけるリアは、高貴そうな銀髪の青年にぶつかってしまうのだった。 漫画「皇帝の一人娘」170話の感想 ハーベルはよくリアをじーっと見るので、彼女は気まずいようです。 二人きりになってしまいましたが、別に何もありませんでしたね。 ただ彼女のことをよく知りたいようです。 そうしてどんどんアグリジェントから離れていくリア一行。 乗り物酔いして護衛できなそうな護衛騎士アシシを連れ、アヒンのいる北帝国スヘルトーヘンボスまでやってきました。 アヒンは、ペルデルの甥っ子で、スヘルトーヘンボスの次期皇帝なんですよね。 リアとはアグリジェントで会ったことがあり、彼のふんわりした態度にリアのいつもの調子が崩され、彼女は対応に結構苦労していました。 リアの髪を触ってみたいという彼に、彼女は髪を触らせて、お互い赤面するというやり取りもありましたね。 今回の話の終わりで、リアが銀髪の青年にぶつかってますが、それがアヒンでしょうね。 ハーベルの恋敵が出現です。 というかアシシはリアを置いていってはダメでしょう。 それだけリアの言葉にパニックになったのでしょうけども。 子離れを認めたくない彼女を溺愛するカイテルとアシシ。 一方、常に先を見据えているおおらかなペルデル。 彼女は3人の父とも言える存在がいて幸せですね。 次回のエピソードは それではここまで読んで下さってありがとうございました また次回もお楽しみに.

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【原作】韓国版「 ある日、私は冷血公爵の娘になった」を読む方法

ある日、お姫様になってしまった件について いち早く

パタパタと廊下を走る音がする。 キャッキャと子供のはしゃぐ声がして、カラカラと子供が笑う声がする。 俺は一人暮らしのはずで、一人っ子のはず。 と思いながら微睡んでいると額が一気に冷たくなった。 「ひ……っ」 飛び起きて布団からでる。 なんだかフラッとして畳にお尻をついてしまった。 ん???足に力が入らないぞ!?あと視界がぐるぐるして…… 「……大丈夫か」 倒れかけたところをなんか言葉に表しにくいような顔をした男の人に受け止められる。 ……声をかけるのにも間があったよな。 ……なんか、苦汁飲んだみたいな顔してるし。 ……目、会わないし。 初対面の人だけどなんか嫌われてる?え、嫌われてるの?それもとあれ?触りたくない、的な。 それだったらほんと申し訳ない。 てゆうか絶対触りたくない、だな!! 四日も会社に泊まり込みで、シャワー浴びるしかしてないし。 「あ、すいません…。 ……その、汚いので、離していただいて結構、です…」 そういうと訝しげな顔をされた。 え、なに?変なこといった!? 確かこの人、昨日本物の宗三さん見たときにいたような……。 あれ、昨日?昨日何してたっけ?たしか刃物!そうだ、刃物を向けられて……え、雪で…… なんか、記憶があやふやで気持ち悪い……。 「…森、で…敵で……雪、僕……」 「っ!いい!とりあえず休め!お前は今熱があるんだぞ!わかってるのか!!」 無理矢理布団に戻され、怒鳴られた。 こわっ!この人、なんか短気じゃない!?びくっとしてしまう。 沈黙が部屋に落ちる。 その時、音もなく襖があいた。 その瞬間自分の顔が輝いたのが自分でわかった。 「そう、ざさん……!」 入ってきたのは宗三さん(本物)だった。 熱があると言われて自覚すると喉が痛く感じてうまく声がでなかった。 「はいはい、宗三ですよ。 あなた、熱があるんですからちゃんと寝てなさい。 長谷部、『僕』に怒鳴らないでくださいます?」 宗三さんが俺にしっかり布団をかけてくれる。 その手は優しい。 あれ、人に優しくされたのっていつぶりだっけ。 熱があっても仕事はまってくれなかったから。 風邪なんかで休むの、いつぶりだろ。 なんか、涙出てきた。 すぅっと頬が濡れていくのがわかる。 今まで言い合いをしていた宗三さんと長谷部と呼ばれた人が目を大きく見開いてこっちを見る。 そして宗三さんが優しく抱き締めてくれた。 長谷部さんもぎこちなく頭を撫でてくれた。 伝わる体温が温かくてより涙が出た。 これくらいで泣くなんてあれかな。 相当精神的にキてたのかな。 いい年なのになぁ。 「どうしたんですか?大丈夫ですよ」 「なにがあった。 なぜ泣いている。 俺が怒鳴ったからか?」 俺は首を左右に振る。 「……っ熱、あっても、やることはいっぱいだから、休めなくて……っ守らないといけない子達がいたから……!」 もう、いいですよ。 そういって二人は手を握ってくれた。 温かい手と、温かい言葉に柄にもなく安心して、俺はまた眠った。 [newpage] 俺はへし切長谷部。 今、主命を受けて「保護された」宗三の世話をしている。 昨晩、珍しく動けないほど酔いつぶれた日本号をしかたなく(あくまでしかたなくだ。 好き好んでやったわけではない)布団まで半ば引きずって運び、布団に入れてやっていた俺は突然部屋に駆け込んできた五虎退に驚いた。 珍しい来訪者だった。 博多に用事か?と聞けば長谷部さんに、と帰ってきてより驚く。 黒田組の部屋にくる粟田口は基本博多目当てだからな。 だが次の言葉で合点がいった。 「あの、宗三さんが……っえっと、あの、助けた方の、宗三さん……雪で、冷えてて……っ!!!」 五虎退はすでにボロボロと泣いていて、とても説明ができる状態ではなかった。 が、何かしらあったことはわかる。 俺はもう一人の『宗三』のもとへ向かった。 彼は一期に強く抱き締められていた。 心なしか顔が赤い彼を薬研が必死に診察していた。 事情を聴くとこいつは雪のなかで寝ていたという。 五虎退の虎が異変を察知しなければいつまでも雪のなかですごし、体が固まってしまっていただろう。 ……とまぁ昨夜はこんなことがあったわけだが。 そのせいでこいつは風邪を引いていた。 顔を赤く染め、汗を流し、必死に息をしている。 世話を任されたといってもすることは限られている。 目覚めたとき、すぐに対応できるように傍にいることが課せられた主命だ。 昨夜の雪事件(主が命名した)から、こいつはすぐにフラフラと消える説が浮上しているからだ。 看病事態は宗三がしてくれるのだが今は生憎席を離していた。 濡れ雑巾を冷たいものと変えてやろうと思い立ち、水桶に手を突っ込んでいって布を冷やす。 冬だけあって指が凍るように痛かった。 絞ったそれをこいつの額に乗せたとき…… バッ!! と音をたてて布団がはね飛ばされた。 彼が蹴り飛ばして跳ね起きたのだ。 俺から距離をとり、警戒するような瞳でこちらをひたと見つめる。 それは戦場で感じるのと同等くらいの殺気。 あまりの警戒心に眩暈がしたその時、あっと声をあげてあいつは崩れ落ちた。 慌てて支えると身を固くされたのが気配で感じられた。 すると震える声で汚いので、触らないで……といわれる。 宗三とはこんなやつだったろうか。 昔馴染みの刀剣のあまりにも変わり果てた姿にこれ以上見ていられなくて無理矢理布団に押し込んだ。 声を大きくしすぎたせいか怯えられる。 襖があいて宗三がやって来た。 あいつをしっかり寝かせる。 あいつもあいつだ。 なぜそこまで嬉しそうにする?自分だろう? 宗三は『僕』を怒鳴るなと怒ってきた。 いつも通りの口喧嘩をしていると、横から小さな嗚咽が漏れてくる。 「っ……熱、あっても、やることはいっぱいだから、休めなくて……っ守らないといけない子達が、いたから…!」 嗚咽の隙間から漏らされた言葉に察してしまった。 まさか、ブラック本丸というやつか…?そう考えると合点がいく。 戦ではつかない痣、鬱血跡。 警戒心に、変わり果てた人格。 やること、とは出陣か?それとも…夜伽か?守らないといけない子達は小夜や、その他の短刀か。 目の奥が赤くなった気がした。 あいつが眠ると宗三が辛そうに顔を歪めて足早に出ていった。 たぶん、泣いている。 俺は眠っているこいつからしばらく目が話せなかった。 守らないといけない、と思った。 [newpage] 『謝らないといけないんです、兄さんに…』 『謝らないといけない人達がいるんです…』 はっと目を覚ますともう烏が家に帰る頃で。 すこーしだけ襖を開けて外を見ると燃えるような夕陽がキラキラと雪を照らしていた。 幻想的な光景にほうっと息をはく。 真っ白に染まった息がふわりと宙を舞った。 夢を見た。 川のほとり。 あの、すべての始まりの場所でやっぱり泣きながら宗三さんは座っていて。 謝らないといけない、と繰り返していた。 謝らないといけない人はたくさんいるみたいで、もはや兄弟に会うどころの目的じゃなくなってきてるけど仕方ない。 宗三さんの代わりをやるよって受け入れたの俺だしね。 無責任な仕事したやつは後々の仕事が倍になるんだぜ? 一個一個のことに死ぬ気で挑め。 会社の上司がいってた言葉だ。 いや、まぁあんたが仕事を下に回しまくって自分はキャバ嬢に金と時間を投資してるから死ぬ気で挑まないと俺たち帰れないんだけどな?ってどんだけおもったか。 まぁとにかく謝らないといけない人っていうのも探す必要がでてきたってわけだ。 さて、ここでひとつ問題が発生するんだが部屋というのは勝手に出てもいいのだろうか? 目が覚めたら宗三さんも長谷部さんもいなかったし。 昨日の顔立ち整った眼鏡少年とロイヤルイケメン、毛玉くんもこの辺りにはいない。 てゆーかこの辺り誰もいない。 でもなんか頭はぼーっとするし、水がほしい。 くしゅん!こん、こん…っ ガチで風邪引いてたようでさっきから咳とくしゃみヤバイ。 出ない方がいいのかなぁ。 なんて思いながら眺めていてはたと気づく。 ……視界が、白一色なんだけど。 いや、まぁね??確かに雪積もってて外は真っ白だったけどもね??? 夕陽や枯れ木やら凍った池やらは見えてたわけよ。 それがさぁ。 今は単なる白。 白一色。 え、え、なに。 軽くパニックになる。 慌てて後ろに下がり恐る恐る顔をあげる。 ひぃっ。 夕陽、逆光です!!顔に影ができてて怖いですぅぅううう!!しかもきらんとひかる金色の猛禽類みたいな目があるとまで来た。 こっわ……。 慌てて正座して体を前のめりにしてこの人の視界から消えようとする。 まじ怖いって!! 「お…どろいたな…。 初対面で土下座されるとは、思ってなかったぜ…」 白い人はその儚げな見た目を裏切るようにガシガシと乱暴に髪を掻いた。 「あー、俺は鶴丸国永。 んで、こっちが」 「………大倶利伽羅だ。 ……体調はどうだ」 鶴丸さんが呼び掛けると肌の黒い方が出てきてびっくりした。 「あ、えーっと…………僕は、桃姫(とうき)です。 たいぶ楽になりました」 一応名乗る。 ほんと、口調変換機能あってよかったわ。 今の見た目は宗三さんなんだけどここにはは本物の宗三さんいるし、ややこしいかなって思って、現世でのあだ名にしといたけど大丈夫かなんだろうか。 「とうき?」 「あ、……桃の花の『桃』にお姫様の『姫』で桃姫(とうき)です。 あー……その、桃の花のように可愛らしく、姫のように美しいって、つけられました…」 拷問だよね!!これを今名乗った数秒前の自分を殴りたい。 やっぱはずいって!! 現世で?前世で?呼ばれてた名前だけど、俺、男だからね!?そりゃあまぁ背も低めで甘いものが好きで可愛いものも好きで、女顔だったけども!!でも、男だから! 上司も同僚もこう呼ぶもんだから悲しい。 うわ、思い出しただけでもつらい。 「……だって、あの人が桃姫ってよんで…(仕事の完成度をあげることを)求めてくるから……」 あ、ぶっね。 声に出しちゃった。 小声だからいけるか!?顔色をうかがうと二人はうつむいていた。 これは、セーフなんじゃね?? と思ったのもつかの間。 俺は気を失いそうになった。 なんでそんなに人殺しそうな目をしてるのさ!? [newpage] 倶利坊と廊下を歩く。 俺たちは今、もう一人の宗三の部屋に向かっていた。 俺も倶利坊もしゃべらない。 しゃべる気にもなれなかった。 織田にいた頃に認識のある宗三はバカな真似はしない、落ち着いたやつだった。 今は冷酷って感じだな。 目線が冷たい。 俺たちが一言も喋らないわけは少なからずショックを受けていたからだ。 薬研、宗三、長谷部あたりから随時報告を受けていた主が全員を広間に集めてひとつの結論をつげた。 薄々勘づいてはいたんだが……。 ブラック本丸から来た、と。 ブラック本丸というのはここからは全く想像できないような場所で、過度な出陣に遠征、手入れをしない、同士討ち、果ては夜伽までさせられるという。 「鬱血跡が消えない」 「なぜか雪のなかで眠っていた。 」 「すべき事が多くて体調が悪くても休めなかった」 「短刀を守るために身を呈していた」 「長谷部にさえ怯える」 「自分を宗三だという認識が薄い」 次々に報告される案件はどれも暗いものばかりだった。 こんな驚きは、いらない。 この報告会のあと風邪を引いてるあいつの様子を見に行くことになったが織田組はもはや誰も機能してなかった。 左文字も報告だけで潰れていたからアウトだ。 というわけで俺と倶利坊がいくことになった。 この次は光坊と日本号だな。 部屋の前までくる。 少し襖が相手いて綺麗な青い瞳が外を眺めていた。 考え事をしているのか熱のせいなのか俺に気づかない。 しばらくそうしてるとひぃっと短い悲鳴をあげて距離をとられ、流れるような動作で土下座された。 その背は震えている。 「怯えさせるやつがあるか」と倶利坊にいわれる。 怯えさせるつもりはおろか、今回は驚かせるつもりもなかったんだがな。 慌てて害意がないことを示すために目線の高さまでしゃがみこみ、名乗る。 倶利坊も名乗る。 「僕は、桃姫です」 「桃の花の『桃』に、お姫様の『姫』で桃姫(とうき)です。 あー、その、桃の花のように可愛らしく、姫のように美しいって、つけられました……」 「……だってあの人が桃姫と呼んで、求めてくるから……」 次々と告げられる言葉に声がでない。 まさか、そうやって名前を与えられ、宗三であるという意識まで取られたのか?その上で求められた、とはまぁ……鬱血跡も相まってわかるというものだ。 過去に縛り付けるような名前で呼びたくなどないが。 でもそう呼べと言われたのだから仕方ない。 ここにはもう宗三がいるからややこしいのが現状だったりするからな。 それでも桃姫のところの審神者に対する怒りはおさまらない。 まるで所有印であるかのように散りばめられた赤い華。 首につけられた手の跡(首を絞められたと思われる)はさしずめ首輪といったところか。 それから態度。 同じ位につく神のはずなのにここまで恭しいのは何故だ。 それから刀のことも。 戦場で生きていけるのかというほど、桃姫は刀の存在をぞんざいに扱っているように見える。 桃姫のうかがうような視線に顔をあげるも短く悲鳴をあげられて終わる。 今は俺も倶利坊も怒りに目が眩んでいるからな。 こんなに我を忘れそうになるなんておもわなんだ。 驚きだ。 いち早く怒りを沈めた倶利坊が桃姫の隣に膝をつき、そっと額に手を当てた。 「少しは下がったようだな。 ……まだ寝てろ。 すこしある。 」 驚いた。 倶利坊が別人のようだ。 布団までかけてやって頭を撫でてやってる。 ここまで献身的な倶利坊は珍しい。 馴れ合わない、が売りだからな。 俺も慌てて隣に座る。 そして手を握った。 守ってやるから頼ってくれ、と囁く。 もっとも、すでに微睡みはじめた桃姫に聞こえてるかなんてわからない。 「……想像以上。 驚きだぜ……」 「…こいつには目をかけてやる必要がある」 「……倶利坊がそんなこと言うなんてな…」 「仕方ないだろう。 魂が危なっかしくて見てられない。 」 どうやって桃姫の心の傷を癒してやろうか。 倶利坊と相談しながら過ぎて行く冬の夕暮れはあまりにも美しかった。 恨めしくなるほど美しく、桃姫の顔がよく見えた。 守ってやろうな。 ……あぁ。 俺たちは決意を静かに燃やしたのだった。 [newpage] 【宗三(仮)改め、桃姫】 呼び方に現世時代のあだ名を採用した。 が、予想以上に恥ずかしくて困惑。 熱が下がってないが気にしてない。 なんか寝てばっかり笑笑 【本丸】 ブラック疑惑浮上。 左文字兄弟の精神は削られまくっている。 長谷部が守ってやらないとと思い始めた。 SECOM誕生。 もちろん宗三も。 てゆーか織田組は言うまでもなくSECOM。 鶴丸どころか大倶利伽羅まで率先してSECOM加入。 大倶利伽羅はよく馴れ合う。 鶴丸もSECOM。 燭台切だってブラック疑惑聴いてすぐにSECOMの仲間入りと化した。 今回は何を書いてるのかよくわかんないなぁ(白目) とにかく熱があるんですよね。 んで、あとは伊達と絡んでほしかっただけ。 あ、名前は勝手に決めました…。 前作、コメント等ありがとうございました! 「こういう展開がいい」というご意見や「成り代わり以外にこんな話を書いてほしい」という要望があればコメント欄にどうぞ! この話と同時進行でかかせていただくかもしれません。

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