オキナワ マルバネクワガタ。 月刊クワガタ狂の大馬鹿者達!1997年12月号目次

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オキナワ マルバネクワガタ

世界のクワガタ、カブトムシ、コガネムシの飼育情報AtoZ 世界のクワガタ、カブト、コガネの甲虫生体、飼育用品の専門店 甲虫専門店だからお届けできる確実な生体と、オリジナルの飼育用品を初め、安心して使える飼育用品を取り揃えています。 成虫の飼育 活動後ペアリング、産卵まで雄雌同居。 成虫飼育温度 活動時期の成虫は25度程度がいい。 成虫の寿命 羽化後約3月。 野外の産卵部位 大木の洞にたまったフレーク中。 ペアリング 産卵を開始したら雄をはなす。 交尾回数が多い方が産卵数が多い。 産卵数 30〜70卵。 幼虫飼育 クワガタが食べた発酵マットをさらに発酵させて微粒子にしたものを使う。 幼虫の管理温度 夏季25度以下、可能ならば22〜23度、冬季は15度以上。 幼虫飼育容器 雄雌とも1〜1. 5リットル程度。 幼虫期間 ほとんどの個体は約2年。 夏に繭を作り秋に羽化し活動する。 蛹化時の注意 高温、過湿に注意。 マットが劣化すると死亡する個体が多い。 羽化後活動までの期間 晩夏に繭の中で羽化し、体か固まると活動を開始する。 羽化後産卵までの期間 羽化後約1月。 成虫の入手 石垣島と西表島に分布するマルバネクワガタだが、両島とも個体数は少なく採集は難しい。 アマミマルバネやオキナワマルバネと比べると個体数はやや多い。 原生林に生息していて活動直後は発生木の周辺にいるが、しばらく経つと雌雄とも地上を歩いている個体が多くなる。 八重山諸島はホンハブがいないためシーズンに山に入る人が多い。 開発の進行と原生林の減少とともに個体数はかなり減っているようだ。 成虫は夏に羽化し晩夏から秋に活動する。 野外産の個体を採集することは個体数が少ないこともあり難しいが、累代されている幼虫や新成虫は入手することができる。 累代は簡単な種類ではなく、かなり難しい種類なので慣れていても失敗することがある。 そのため販売されていることはあまりないが、専門店や通販店に問い合わせてみると良いだろう。 マルバネの中ではこのヤエヤママルバネが最も飼育しやすい。 産卵セット マルバネで難しいのは初令幼虫が食べるエサを用意することだ。 野外では赤枯れのフレークを食べているが、飼育ではなかなか手に入らないことが多い。 幼虫のマットは関東以西ではスダジイの赤枯れフレーク、関東以北ではブナの赤枯れフレークが使えるが、なかなか見つからないし見つけてもさらに加工しないと使えないために手間がかかる。 もし赤枯れのフレークが見つかったら、一度ミキサーで細かく粉砕しさらに数ヶ月発酵させると、いい状態となり使えるようになる。 赤枯れのフレークが手に入らない場合は、クワガタの食べた発酵マットを使用する。 クワガタの交換した使用済みのマットを集め、水分を加えて時々かき混ぜて数ヶ月保管する。 数ヶ月経つと黒土状になるがそれをミキサーにかけて微粒子にして使用する。 赤枯れフレーク、使用済みマットどちらを使っても、使用できるようになるまで数ヶ月かかるため、マルバネの飼育をする場合はあらかじめマットを用意しておくこと。 産卵セットはこのマットを使用して産卵させる。 プラケース大程度の容器にマットの底はかなり固く、中層は固め、上層は押し固めるようにマットを詰め込む。 マットは深めに詰め込んだほうが産卵数は多い。 湿度は過湿にならない程度のやや多目とし、マット表面は成虫が転倒しても起き上がれるように樹皮やマットを置いておく。 エサは普通のゼリーでかまわないが、あまり食べない個体と良く食べる個体がある。 雄は雌が交尾を拒否するようになると雌を攻撃するようになる。 産卵開始までは雌雄同居としたほうが良いが、産卵を確認したら雄は容器から取りだして雌を単独で飼育する。 たまに掛かりが悪い個体がいて産卵しない個体もいるため、産卵しない個体は再度雄と同居させる。 産卵セットは25度程度の温度で管理するが、高温と蒸れには弱いので注意すること。 成虫の寿命は活動開始後約3月だが、最初の1月の産卵数が多く徐々に少なくなる。 産卵セットは途中で交換しても良いが、成虫が死亡するまでそのままの状態で産卵させてもかまわないようだ。 産卵はマットがあわなくてもそこそこの数は産卵する。 産卵がうまくいっても初令幼虫が育つとは限らないためいくつかのマットを用意しておいたほうがいいかもしれない。 幼虫飼育 産卵された卵は約1月で孵化する。 幼虫は初令の食いつきが悪く、マットが合わないと死亡する。 初令の時はマットが合うか合わないかで全ての幼虫がうまく育つか全滅するかどちらかしかない。 終令幼虫が食べているマットでも初令幼虫はまったく食べずに死亡することがある。 そのため卵をいくつかの種類のマットに回収しておいたほうが安全かもしれない。 うまくマットに食いついた初令は2月程度で2令幼虫になり、さらに2月程度で3令幼虫になる。 終令幼虫は同じ容器で飼育していても共食いしないが、初令幼虫は同じ容器で飼育していると数が少なくなってくる。 産卵後の容器は幼虫が孵化したら早めに回収した方が良いようだ。 回収した幼虫は新しいマットを下に詰めた500cc程度の容器を用意し、回収した幼虫とともに産卵に使用したマットを容器の上に入れてやる。 マットは固くつめる必要はなく、軽く押し固める程度にする。 幼虫を保管する温度は冬季15度以上、夏季は25度以下で保管する。 生息地は亜熱帯の樹林になるが、湿度が良く保たれた樹林帯の林庄は夏は日陰になり、水分の蒸散作用により意外に温度が低い。 夏場は可能ならば22〜23度が良いようだ。 幼虫はマットが合えば翌年の3月ころに3令幼虫になっている、この頃になったら幼虫のエサ交換とともに大きな容器に移し替えてやる。 容器は1〜1. 5リットルの容器に移し替えるが、このときも全交換ではなく新しいマットを容器の下に詰め、その上に飼っていたマットとともに新しい容器に入れてやる。 3令になると食性が広がるためか、初令で食べなかったようなマットでも成長するようになる。 湿度はやや多目を好むようだが、過湿の状態にならないように注意が必要だ。 終令幼虫で約1年過ごすため、半年に1回程度のマット交換が必要となる。 マットを交換する際は全交換ではなく、半分新しいマットを入れ、残りは幼虫がいたマットをそのまま使用する。 なお、マルバネは幼虫で雌雄判別はできないので、雌雄で容器を分ける必要はない。 マルバネは劣化したマットを使うためコバエが発生しやすい。 コバエ自体は影響はないが、コバエの幼虫がマットを食べるため劣化が非常に早くなる。 エサとして与える前に十分に防虫したマットを与えたほうが手間はかからない。 マットの防虫は作成したマットを厚手のビニール袋に入れ、中に使い捨てのカイロを入れて空気を抜いて密閉する。 その状態で1週間置いておくと防虫できる。 簡単なのでマットを使用する前に防虫処理しておいたほうが良い。 特に繭を作り始めるとマット交換ができなくなるため、防虫したマットを使用する。 アマミマルバネの幼虫期間は2年で、産卵されてから2年目の夏に繭を作り始める。 繭を作り羽化するまで3月かかるため、繭を作り始める前にマットを交換しておくこと。 さもないと繭を作ってもマットの劣化のため繭内で死亡したり羽化不全になる。 蛹化から羽化 3令幼虫が繭を作り始めるのは孵化から2年目の夏になる。 成虫が自力で脱出するのは晩夏以降になるため、繭を作り始めたらマット交換は控え暗く静かな場所に保管する。 温度は20度前半がいいようだ。 繭を作りはじめた幼虫がいる容器は、外から見ると繭の場所のマットの色が違って見える。 幼虫が出す水分のせいか、明るい茶色になっていることが多い。 繭は過湿と蒸れには弱いため、通気を良くして過湿と蒸れを防ぐ。 ヤエヤママルバネも初令幼虫の時と繭の時期に死亡率が高い。 繭を作っても中で死亡している個体も多く、時期が来ても出てこない個体が多い。 しかし、アマミマルバネやオキナワマルバネよりも繭の期間が短いためか、前の2種より繭の時期の死亡率は低い。 新成虫が自力で繭を脱出したら交尾、産卵可能となっているため、産卵セットを作り交尾、産卵させる。 当サイトの画像、文章を無断使用、転載することを、堅くお断り致します Copyright c 2004 [AtoZ] All Rights Reserved. Since 2002 Jun.

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日本のマルバネクワガタ

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Neolucanus1 Neolucanus protogenetivus Y. Kurosawa,1976 アマミマルバネクワガタ 奄美大島・徳之島・請島に分布 請島の個体群はssp. hamaii Mizunuma,1994とされる 歯型の変化が見られて『大歯型』が出現するグループの一つであるが、知る範囲では他種に比べてその割合は少なく、徳之島産と請 島産でそれぞれ数例知られ て いる程度。 奄美大島産は従来知られていなかったが、BE-KUWA(むし社)33号ギネスで『奄美大島油井岳産 の大歯』個体が図示された。 2009年10月オークションサイトに同一飼育群と思われる飼育品の大型個体が出品され、その紹介画 像の中に上記個体を含む大 型の個体がお り、さらに 2010年1月には上記の中の大歯個体も出品・。 マルバネ類を特に大きくする飼育法というのは現在存在しないと思われ、従って野外でも『大歯型』が出現す る可能性はあると考えられる。 下に図示できた大歯型は上記個体群と同系統の瀬戸内町産F 2飼 育個体 瀬戸内町 奄美大島 湯湾岳 奄美大島 金作原 徳之島町白井 伊仙 徳之島 伊仙町 徳之島 2013年10月1日、奄美大島とその周辺の5市町村(奄美市、龍郷町、大和村、宇検村、瀬戸 内町)で、希少野生動植物の保護に関する条例が施行され、アマミマルバネクワガタの採集ができなくなった。 種指定であり、現在ま で記録のない与路島や加計呂麻島でマルバネを発見したとしても、合法的に採集し、発表する手段がなくなったことになる ここに図示した個体は、いずれも条例の制定前に採集または飼育されたものです 現在、種としてアマミマルバネを合法的に採集できるのは、ハブだらけの徳之島だけになってしまった 瀬戸内町 奄美大島 奄美大島長雲峠 徳之島町白井 ssp. hamaii Mizunuma,1994 ウケジママルバネク ワガタ むし社世界のクワガタムシ大図鑑で記載された瀬戸内町請島に産する個体群。 しかし島嶼分布なので亜種として扱われることが多い 大山 請島 大山 請島 Allotype 神奈川県立博物館所蔵 大山 請島 条例により天然記念物に指定され採集禁止であるが、指定前に採 集された 個体やそれらを元に細々と累代されている個体が存在するようで、オー クションサイトなどでたまに出品されているのを見かける Neolucanus okinawanus Sakaino,1984 オキナワマルバネクワガタ 沖縄本島北部にのみ産する。 減少した時期に個体数に影響を与えるほどの採集圧がかかった とは思われないこと、当時はまだマングースが北 部国頭村に達していなかったこと、米軍演習場は半世紀にわたり存在しているが個体数の減少が最近起こったこ とから、林道整備による生息域の分断・乾燥化が 主原因と言われている Neolucanus insulicola Y. Kurosawa,1976 ヤエヤママルバネクワガタ 八重山諸島(石垣島・西表島・与那国島)に産し、与那国の個体群は亜種 donan Nizunuma,1984 とされる。 体色はやや褐色を帯び、夜間採集で懐中電灯で照らすと赤っぽく見える 野底岳 バンナ岳 仲間川林道 仲間川林道 仲間川林道 バンナ岳 於茂登岳 仲間川林道 ssp. donan Mizunuma,1984 ヨナグニマルバネクワガタ 石垣・西表に比べると生息地の範囲が狭く、産地における個体数はあまり多くないようである。 しかしその(少ない)イメージと幼 虫の飼育が比較的簡単であ る ことが幸いしているのか、飼育されている個体数はかなり多いように感じる。 本種は2011年4月1日より種の保存法に基づいて「国内希少野生動植物種」に指定されたため、譲渡などができなくなった。 「売るのもあげるのもダメ」ということになったわけで、普通に3桁の産卵数になる本亜種は従来であれば『殖えすぎた分は他の人 にあげよう』というのが出 来たわけだが、それが違法状態になった結果おそらく飼育個体数は減ったのではないだろうか 野生個体群に対する保護効果も怪しいもんだが、指定の結果「種としての個体数」が減るという結果になったと思われることが釈然 としない インビ岳 満田原 インビ岳 比川 Neolucanus maximus Houlbert,1912 マキシムスマルバネクワガタ 中国南部からインドまで分布し、台湾産も本種の亜種とする場合がある。 大腮には「タテヅノ」が2対見られ、大腮基部の突起の方が 大きい。 アッサム周辺産は眼縁突起の形状や鞘翅の光沢が異なることからssp. confucius Lacroix,1972 とされる ssp. confuciusに相当する個体 Thrumshingla National Park 住所: Buthan Fang N. thailand ssp. maximus Doi Inthanon Thailand Sapa N. Vietnam Nghe-an C. Vietnam この行の個体の体長はほとんど同じだが、大腮の歯型は異なる 左個体の側面 Nghe-an C. Vietnam Nghe-an C. Vietnam Nghe-an C. Vietnam Nghe-an C. Vietnam Nghe-an C. Vietnam Nghe-an C. Vietnam ssp. fujitai Mizunuma,1994 福建省 眼縁突起が突出し、やや細身の個体群 江西省 九江 広西壮族自治区 大明山 広西壮族自治区 大明山 ssp. vendli Dudich, 1927 オオマルバネクワガタ 台湾産の個体群。 独立種として記載されたが、旧大図鑑で maximus の 亜種とされて以降この扱いが踏襲されている。 Neolucanus perarmatus Didier,1925 ペラルマトゥスマルバネクワガタ ベトナム北部〜中国南部に分布。 中国産は大腮が長く伸び、上に向く歯の形状も異なるが、分布境界が不明瞭でクラインのようになっ ており亜種にするのは困難 と思うが、新大図鑑ではssp. goral Kriesche, 1926 を復活させて中国南部〜東部の個体群の亜種名としている。 Vietnam これ以降がssp. 平均的な大きさや大腮の形状に地域変異が見られるが、個体数が少ないため か現在までに亜種記載はさ れていないようである。 しかし、本種の分類上の位置付けが明確になったのは下記のように旧大図鑑発行時であり、それ以前には日本 産を含む[タテヅノマルバ ネクワガ タ]に Neolucanus saundersii が充てられていた影響から、ヤエヤママルバネクワガタなどを saundersii の亜種として記述してある文献・サイトも多く見られる Darjeeling India 上を向く突起は先のものの方が 長い Darjeeling India N. India 現在では クワガタ の輸入ルートが多岐にわたるようになってそれほどではなくなったが、少し前までは輸入ルートも数少なく、従って珍品が入荷したと きに最初に声をかけてもら える順番もある程度決まっていた。 要するに我々のような末端に珍品が最初に来ることは無かったわけだが、それなら最初の方の順番が完全に決まっているかというと そうではなく、ある意味早 い者勝ちの部分もあったのである。 『南西諸島のクワガタ採りの名人』の称号を恣にしていた水沼哲郎氏(月刊むしクワガタギネスにおける南西諸島産マルバネクワガ タの初代タイトルホルダー であったこ とからもそのあたりのことは伺える)は、その最初の方の一員であった。 あるとき、ダージリンから大型マルバネクワガタの大歯型が 3頭入荷した。 その内の2 頭はさっさと行き先が決まってしまい、タッチの差で出遅れた水沼氏に残されていたのは大歯とはいえもっとも小型の個体だった。 だが、 donan 記載時に多くの文献に目を通していた強みからか、水沼氏は入手した個体が従来入荷していた「タテヅノマルバネクワガタ」とは形態 が異なっていることに気づ いた。 なんと、先に売れてしまった大型 の2頭はただの Neolucanus maximus (ただしssp. confucius )で、残されていた個体は『真の』 Neolucanus saundersii 、世界のクワガタムシ大図鑑 223ページに載ることになる個体だったのである Putao Kachin Putao Kachin Sagain Myanmar E. Kachin 東部カチンには、より体長 が小さくとも大歯型になる個体群が分布している 大歯型でも基部の突起はほとんど 認められない E. Kachin Neolucanus giganteus Pouillaude,1914 ギガンテウスマルバネクワガタ 大腮先端にのみ上向きの歯を有する。 藤田 2010 は新大図鑑で、ベトナム北部〜広西チワン族自治区にかけての褐色味の強い個体群に対しssp. spicatus Didier,1930を充てている ssp. giganteus Pouillaude,1914 Mai Phonsali N. Laos Mt. Maotoushan Yunnan Mt. Maotoushan Yunnan ssp. spicatus Didier,1930 この亜種を認めるとすると、亜種の境界は 広西チワン族自治区〜四川省にあるようである TamDao Pia Oac Caobang VietNum 広西チワン族自治区 大明山 広西チワン族自治区 大明山 左の個体は大歯ではないが、大腮基部に も小さいながら上向きの歯を有する。 眼縁突起の形状も何となく tanakai っぽい。 広西チワン族自治区 広西チワン族自治区 Neolucanus maedai Nagai,2001 マエダマルバネクワガタ 某氏はこの種が入ってきたときに、『 Neolucanus yokozuna』 という名で記載したかったらしいのだが、永井氏が先に maedai の名で記載してしまった。 鞘翅の光沢がかなり強く、前胸の形状と合わせ他種との区別は楽。 タイ中西部の比較的狭い範囲に分布して おり、最近ミャンマー東部 からも maedai と 見なせる個体群 が得られたが、眼縁突起の 形状などに幾分違 いがあるようにも見受けられる。 Omkoi ChiangMai Thailand 突起は非常に特徴的 Omkoi Thailand 左の2頭は神奈川県立生命の 星・地球博 物館所蔵のHolotypeとAllotype 撮影時は Neolucanus tanakai も所蔵されているはずだったのだが、県博には未所蔵とのこと。 新大図鑑制作時にむし社F編集長も tanakai を借りに来たらしく、まだ水沼生物研にあるはずと聞いて大阪まで撮影に行った由 Neolucanus katsuraorum Tsukawaki, 2011 カツラマルバネクワガタ 前胸後縁の形状や鞘翅の光沢は N. maedai にやや似るものの、大腮の基部上向きの突起や大腮下面の形状が異なる。 今のところベトナムのコンツム省、クァンナム省周辺から得 られているが、個体数はそ れほ ど多くない模様。 フエ産ラベルも存在するらしいが、だとするとマエダマルバネと異なりかなり低標高のエリアにも分布していること になる。 記載文には触れられていないが、 maximus や maedai とは前脛節の突起の感じがかなり異なる Mt. NgocLinn Kontum prov. 大腮基部が下方に張り出す Mt. NgocLinn Kontum prov. NgocLinn Kontum prov. NgocLinn Kontum prov. NgocLinn Kontum prov. Quang Nam Prov. Neolucanus waterhousei Boileau,1899 ウォーターハウスマルバネクワガタ 大腮基部が太く、先端が独特の湾曲を持つ共通点から、次種 baladeva Hope,1842 のシノニムとされてきたが、ほぼ同じ体長で比較した場合先端の上に向く突起の有無から区別できるとして、 永井氏が独立種に復帰させ た。 大型個体では区別は簡単だが、分布が重なっているので小型個体では判りにくい個体も見られる Darjeeling 大腮には上向きの突起はない Lim Cai Chinhills Myanmar Lim Cai Chinhills Myanmar Kanchenjang Nepal Dahatingzen Kachin 大型個体では特に大腮が大きく 反り上がる Neolucanus baladeva Hope,1842 バラデバマルバネクワガタ インド北東部・ネパール〜ミャンマー北部にかけて産する。 70mmを超えるような大型個体でも細かい内歯が大腮内側に並び、大歯 にはならないようである Kahsi Hills India Neolucanus waterhousei に似るが 大腮には上向きの突起を具える Neolucanus angulatus Hope et Westwood,1845 アングラトゥスマルバネクワガタ インド Sandkaphu Near Darjeeling 産地と記載文から判断する限り、左の 個体は表 記の種だと思うが…。

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送られてきたのは10月4日だったので、発生初期の個体だろう。 夜間の道路のルッキングで採集した個体だそうである。 結局このペアが交尾している光景には出会わなかった。 ちょうどカブトムシのような交尾をするらしい。 形もカブトムシに良く似ている。 図1 無関心を装うふたり・・・ 飼育環境は温室飼育で温度は22度〜25度の間である。 飼育容器にはプラケース大を用い、現地のフレーク(スダジイ?)半分とオオクワガタ幼虫の食べ残しマット半分を、混ぜずに左側は現地フレーク、右側は食べ残しマットというぐあいにセットした。 後述する産卵はどちらでも見られたので、混ぜてしまっても良いと思うし食べ残しマット100%でも良いいだろう。 たまに見たときはゼリーを食べていた。 A.CHIBAさんが入手されたペアもよく食べたそうなので後食するのは確実だが自然界ではどうしているのだろう。 図2 樹皮に隠れて ゼリーを食べている 図3 樹皮をとっても そのまま食べている。 ケースの底の方で固まったフレークはそのままにしておき、上部のフレークだけ新聞紙に広げて探したところ、1幼虫と3卵を確認した。 卵はフレークの中にバラバラと産む訳ではなく、【図6】に示すように直径2〜3cmほどの固まりとなったフレークの中に卵室とでも呼ぶのか空間を作り、その中に産んでいた。 回収した幼虫の頭部は3mm程度でオオクワより明らかに大きくて色は薄い。 卵の表皮は極めて薄くオオクワガタのような固い卵ではない。 充分気をつけて作業したが1卵を潰してしまった。 色は純白でオオクワやヒラタなどとは随分ちがった印象である。 ケースから出てこなかった下半分の固まった部分には、まだ卵があるような気がした。 図6 球状の塊の中に産卵 12月6日「第2回:飼育ケース暴き卵探し会」を実施した。 今回もマット(フレーク)上半分のぱらぱらした部分だけ取り出して探した。 結果5卵を回収した。 前回と同様に卵は小さなボール状の塊の中に産んでいる。 充分成熟した卵と産卵直後と思われるまだ膨らみきっていない卵双方が回収されたことで、オキナワマルバネの産卵期間は相当長期間に渡ることが想像できる。 以上が12月6日までのええかげんな飼育記録である。 ・・・・・・期待をもって続報を待て! 最後に、 しゃあげんさんというヤエヤママルバネの飼育をされている方の飼育記録はたいへん参考となった。 ニフティーのFPETANYにこの方の飼育記録がある。

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