建築王 騒動。 覚王山日泰寺 《概要》

「常闇トワ騒動」とホロライブ|Vtuberファン|note

建築王 騒動

結局、この一連の騒動は、国王陛下の心に適う后は居なかった、という結論を迎えた訳だ。 元々レンフロが結婚に対して意識が低いということは、ここにいる誰もが解っていた。 とはいえ、個人的に会って話などができればきっと仲を深める事ができる、と信じてここまで来たというのに、ろくに勝負の場も設けてはもらえなかったのだ。 王后の座を望んでいた令嬢達の悔いと心残りは果てしない。 必ずしも結婚しなくてもと思っていた紅菊派の面々とて、もし機会が有ればとは考えていたのだ。 立場は逆の当事者であるレンフロとて、目論見通りに解散に至ったとはいえ、そもそもこんな騒動を起こしたくはなかったのだから、気持ちは何の憂いも無く晴れやかとはいかない。 だから、この状況を晴れやかな気持ちで迎えたのは、アンネリザとのほほんとした表情をしているウィーネの二人だけだろう。 その後、散開となり、レンフロも含め全員が花の館の正面へと移動を開始した。 正確にはまずレンフロが退室して、樅の間脇の部屋に入り、その間に令嬢達が正面前に向かったのだが。 そして、ナナリスに下賜品を預けたアンネリザは、布にくるんだ霊炎の幻灯をレンフロに渡すため、正面近くの小部屋に入る。 部屋には既に先客が居た。 (あら、珍しいわね、女性官僚の方って) アンネリザは役職を判断できないが、官服に身を包んでいるので、事前に聞いていた西斎院管理局の人間だろう。 西斎院というのは主に古くから伝わる王家の宝物を管理している宝物庫の呼び名である。 今回見つけた松明もどきが真に霊炎の幻灯かどうかを判断するための人員だ。 ちなみに、線が細く、小柄だが、彼は男性である。 女性官僚は襟章に月薊がモチーフのものを着ける規定がある。 「あ!」 「あら…」 下座の椅子にかけていた人物は、アンネリザを見ると慌てて立ち上がり、膝に乗せていた書物を床にぶちまけた。 穴に紐を通して束ねていた物を、どうやら確認するために解いていたらしい。 「コレトー手伝ってあげて」 本当なら自分でも拾ってあげたいところなのだが、正装のスカートのボリュームでは床の紙を拾うのは難しいのだ。 遠めにあった紙を集め拾って渡すコレトーに、まだ年若い官僚が何度も首を振る。 「ああぁ、すみませんすみません」 「いえ」 順番を揃えるためだろう、さほど広さのない机に紙を所狭しと並べ、あっちをこっち、こっちをあっちと積み重ねていった。 ただ、レンフロが入室した際に再びぶちまけていたが。 (………官僚でもそそっかしい方っていらっしゃるのね、なんだか親近感) 再び謝りながら拾い集めた紙を、後で揃えますと言って椅子に置き、一枚の紙を手に椅子の傍らに立った彼は、イーゲン・ハツフサと名乗った。 その名乗りを聞いて、アンネリザはようやく自分の勘違いに気付く。 レンフロも到着したので、名残惜しくは思いつつもアンネリザは、机の上に包みを置き、後をハツフサに任せた。 「持ち手が代わっているようですが…石は、霊炎石に間違いありませんね。 大きさ…加工も…記載通りです。 これは霊炎の幻灯で間違いありません」 「そうか」 本物だったと聞いて、アンネリザもほくほくだ。 霊炎の幻灯でなかったとしても不思議な物である事には変わらないので嬉しかったが、こんな珍事でもない限り生涯で目にする事もなかっただろう精霊王の七聖宝を手にできたのだ。 嬉しくない訳がない。 だが、この場で最も喜んでいたのはアンネリザでも、宝物が戻ってきたレンフロでもなく、ハツフサだったが。 「あ、あぁ、ありがとうございます! ありがとうございます! 本当に、ありがとうございます!」 アンネリザとレンフロにぺこぺこと何度も頭を下げる。 代々西斎院管理局勤めのイーゲン家では、霊炎の幻灯紛失時に、ちょうど局長として勤めていたのだ。 建築王からは特に咎めは無かったが、責任を感じて辞職して以降、局長の任を辞退し続けていた背景があった。 「そうだ、姫。 宝物発見の礼を何かしたいのだが」 「え、いえそんな、見つけたのは偶然ですし、それに私に黒真珠の君の部屋の事を教えてくださったのは………」 アヤメだと言いかけて、アンネリザは言葉を止める。 考えてみれば王城内の建物の設計図を持っているというのは、普通の事なのだろうか。 せっかくの好意に仇を返すような事になってはまずい、だが、国王に隠してもまずい。 「あ、あの陛下…ちょっと、その、お話が」 こそっとレンフロに声をかけ、アンネリザに応じる。 その二人の姿にハツフサは内心で首を傾げた。 あまりに自然な動作だったからだ。 まずは遠まわしに設計図の事に触れ、その写しを持っている事が何らかの悪い事になるのかを確認するつもりだった。 だが、あっさりとフランドール家か、と返されてしまう。 「歴代が皆軍務に関わっている関係上もあるが、特に建築王代に側近の一人が居たからな。 設計図の写しも下賜品としていくつかあるのだろう」 「然様でしたか」 「フランドール家の姫が、隠し部屋について教えた、という事だな」 「はい。 私が気にしていたのでご好意で。 あの、私が聖宝を見つけられたのは全てフランドール家の姫様のおかげですので、何かそのお礼を頂けるというお話は、どうかあちらに。 私はもう色々とご褒美を頂いているようなものですし」 「………解った」 レンフロが考え込むように顎に指を当てて首を傾げているのをきょとんと見つめたが、とりあえず肯定されたし良いか、と判断した。 しばらく考え込むレンフロを見つめている事にする。 「すまない。 もう行こう」 視線に気付いたレンフロが、アンネリザの出発時間が遅れるのはまずいと思い出し、慌てて退室を促した。 アンネリザとしては大して気にしていなかったが、促されて抵抗する理由はない。 何の気なしにレンフロと正面玄関に向かう。 取り巻き組とも言うべき令嬢達は既に去っているようだったが、各筆頭令嬢達の保護者方という、お歴々とも言うべき面子が正面玄関に控えているとは、全く予想していなかった。

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いったいどんな建築物が…!? VTuber対抗マイクラコンテスト「建築王」1日目レポ

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結局、この一連の騒動は、国王陛下の心に適う后は居なかった、という結論を迎えた訳だ。 元々レンフロが結婚に対して意識が低いということは、ここにいる誰もが解っていた。 とはいえ、個人的に会って話などができればきっと仲を深める事ができる、と信じてここまで来たというのに、ろくに勝負の場も設けてはもらえなかったのだ。 王后の座を望んでいた令嬢達の悔いと心残りは果てしない。 必ずしも結婚しなくてもと思っていた紅菊派の面々とて、もし機会が有ればとは考えていたのだ。 立場は逆の当事者であるレンフロとて、目論見通りに解散に至ったとはいえ、そもそもこんな騒動を起こしたくはなかったのだから、気持ちは何の憂いも無く晴れやかとはいかない。 だから、この状況を晴れやかな気持ちで迎えたのは、アンネリザとのほほんとした表情をしているウィーネの二人だけだろう。 その後、散開となり、レンフロも含め全員が花の館の正面へと移動を開始した。 正確にはまずレンフロが退室して、樅の間脇の部屋に入り、その間に令嬢達が正面前に向かったのだが。 そして、ナナリスに下賜品を預けたアンネリザは、布にくるんだ霊炎の幻灯をレンフロに渡すため、正面近くの小部屋に入る。 部屋には既に先客が居た。 (あら、珍しいわね、女性官僚の方って) アンネリザは役職を判断できないが、官服に身を包んでいるので、事前に聞いていた西斎院管理局の人間だろう。 西斎院というのは主に古くから伝わる王家の宝物を管理している宝物庫の呼び名である。 今回見つけた松明もどきが真に霊炎の幻灯かどうかを判断するための人員だ。 ちなみに、線が細く、小柄だが、彼は男性である。 女性官僚は襟章に月薊がモチーフのものを着ける規定がある。 「あ!」 「あら…」 下座の椅子にかけていた人物は、アンネリザを見ると慌てて立ち上がり、膝に乗せていた書物を床にぶちまけた。 穴に紐を通して束ねていた物を、どうやら確認するために解いていたらしい。 「コレトー手伝ってあげて」 本当なら自分でも拾ってあげたいところなのだが、正装のスカートのボリュームでは床の紙を拾うのは難しいのだ。 遠めにあった紙を集め拾って渡すコレトーに、まだ年若い官僚が何度も首を振る。 「ああぁ、すみませんすみません」 「いえ」 順番を揃えるためだろう、さほど広さのない机に紙を所狭しと並べ、あっちをこっち、こっちをあっちと積み重ねていった。 ただ、レンフロが入室した際に再びぶちまけていたが。 (………官僚でもそそっかしい方っていらっしゃるのね、なんだか親近感) 再び謝りながら拾い集めた紙を、後で揃えますと言って椅子に置き、一枚の紙を手に椅子の傍らに立った彼は、イーゲン・ハツフサと名乗った。 その名乗りを聞いて、アンネリザはようやく自分の勘違いに気付く。 レンフロも到着したので、名残惜しくは思いつつもアンネリザは、机の上に包みを置き、後をハツフサに任せた。 「持ち手が代わっているようですが…石は、霊炎石に間違いありませんね。 大きさ…加工も…記載通りです。 これは霊炎の幻灯で間違いありません」 「そうか」 本物だったと聞いて、アンネリザもほくほくだ。 霊炎の幻灯でなかったとしても不思議な物である事には変わらないので嬉しかったが、こんな珍事でもない限り生涯で目にする事もなかっただろう精霊王の七聖宝を手にできたのだ。 嬉しくない訳がない。 だが、この場で最も喜んでいたのはアンネリザでも、宝物が戻ってきたレンフロでもなく、ハツフサだったが。 「あ、あぁ、ありがとうございます! ありがとうございます! 本当に、ありがとうございます!」 アンネリザとレンフロにぺこぺこと何度も頭を下げる。 代々西斎院管理局勤めのイーゲン家では、霊炎の幻灯紛失時に、ちょうど局長として勤めていたのだ。 建築王からは特に咎めは無かったが、責任を感じて辞職して以降、局長の任を辞退し続けていた背景があった。 「そうだ、姫。 宝物発見の礼を何かしたいのだが」 「え、いえそんな、見つけたのは偶然ですし、それに私に黒真珠の君の部屋の事を教えてくださったのは………」 アヤメだと言いかけて、アンネリザは言葉を止める。 考えてみれば王城内の建物の設計図を持っているというのは、普通の事なのだろうか。 せっかくの好意に仇を返すような事になってはまずい、だが、国王に隠してもまずい。 「あ、あの陛下…ちょっと、その、お話が」 こそっとレンフロに声をかけ、アンネリザに応じる。 その二人の姿にハツフサは内心で首を傾げた。 あまりに自然な動作だったからだ。 まずは遠まわしに設計図の事に触れ、その写しを持っている事が何らかの悪い事になるのかを確認するつもりだった。 だが、あっさりとフランドール家か、と返されてしまう。 「歴代が皆軍務に関わっている関係上もあるが、特に建築王代に側近の一人が居たからな。 設計図の写しも下賜品としていくつかあるのだろう」 「然様でしたか」 「フランドール家の姫が、隠し部屋について教えた、という事だな」 「はい。 私が気にしていたのでご好意で。 あの、私が聖宝を見つけられたのは全てフランドール家の姫様のおかげですので、何かそのお礼を頂けるというお話は、どうかあちらに。 私はもう色々とご褒美を頂いているようなものですし」 「………解った」 レンフロが考え込むように顎に指を当てて首を傾げているのをきょとんと見つめたが、とりあえず肯定されたし良いか、と判断した。 しばらく考え込むレンフロを見つめている事にする。 「すまない。 もう行こう」 視線に気付いたレンフロが、アンネリザの出発時間が遅れるのはまずいと思い出し、慌てて退室を促した。 アンネリザとしては大して気にしていなかったが、促されて抵抗する理由はない。 何の気なしにレンフロと正面玄関に向かう。 取り巻き組とも言うべき令嬢達は既に去っているようだったが、各筆頭令嬢達の保護者方という、お歴々とも言うべき面子が正面玄関に控えているとは、全く予想していなかった。

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『ボンビーガール』森泉の“建築企画”に呆れ声「金持ちの道楽だな」

建築王 騒動

『新型コロナウイルス』の報道が始まるとともに、すい星のごとくワイドショー界に登場した岡田晴恵先生(白鷗大教授・医学博士・元国立感染症研究所員)。 あれ以来この人の顔を見なかった日がない。 しかもTV各局、どこを映しても呼ばれている。 業界用語で言う「数字を持っている」タレント文化人だ。 あまりの出番の多さに、機嫌の悪い時もあり、不確かな情報を発信してしまったこともあった。 出始めのころは、日本人の新型コロナに対する認識も浅かったため、無用な不安をあおっていると批判されていた。 しかし、解説がわかりやすい、風貌がなじみやすいなど、視聴者の人気は高い。 (フェリシモのコーディネイトも巻き髪も、僕には判定が付かないので、発言の内容だけを検証したい。 ) 僕がこの人を初めて見たのは、『ホンマでっか!? TV』だった。 知らない人のために『ホンマでっか!? TV』の説明をすると、明石家さんまがMCの番組で、コンセプトは「世の中で国民が話題にしている物や噂のエピソードでホンマでっかなこと」を発信するというもの。 』という姿勢でお楽しみ頂けると幸いです」と断りが入る。 という方向性で、ちょっと変わり者の各界の学者・研究者がゲストで情報を発信するバラエティー番組だ。 僕は個人的にフジテレビは好きではないのだが、この番組は録画してでも見ている。 お気に入りは武田邦彦先生、池田清彦先生、植木理恵先生、中野信子先生などで、著書もかなり持っているし座右の書として読み返してもいる。 ) 岡田晴恵先生がそんな『ホンマでっか!? TV』に初登場したのが1月22日。 収録はもっと前だっただろうから、まだ新型コロナの話題は出ていない。 その後、2月になってからはほとんど出ずっぱりだったと思う。 僕は朝に『羽鳥慎一モーニングショー』を見ている。 仕事がシフト制というの関係で毎朝ではなく半分しか見られないが、以来レギュラー化していた岡田先生の発言はほぼ把握している。 だいたい次のような主張をしていた。 1・感染防止のためには、とにかく『PCR検査』の数を増やさなければならない。 2・そのためには、『発熱外来』を病院以外に設立して、専門にPCR検査をするようにする。 病院の駐車場とか学校や公共施設に臨時に作ればいい。 3・そこで抽出された『陽性者』は症状によって分別する。 重症者は病院・集中治療室、軽症者は専門の治療施設、無症状者は借り上げたホテルなどの専門施設に分けて、非感染者と分離隔離をする。 軽症者は大部屋でいいので、病院ではなく体育館とかアリーナを使えばいい。 要約すればそんなことだったと思う。 つまり早期の『検査』と『隔離』が必要だと訴えていたのだと思う。 それは一貫していたと思うし、岡田晴恵先生とモーニングショーの方針が一致したため続けられたのだろう。 この考え方は『ダイヤモンドプリンセス号』の対応を見ていて、僕が感じた政府の方針の違和感と、こうすべきだと思った方策と同じだ。 参照: さらに、治療薬が見つかってからは、軽症者には『アビガン』を医院で処方できるようにする、ということが加わった。 これにも同感した。 『モーニングショー』を見てたから、テレビ朝日の思想に汚染されて同じ考えに至っているということもあるかもしれない。 さきほどフジテレビはほとんど見ないと書いたが、還暦を超えると俄然テレビ朝日が多くなる(僕だけ?)。 (日テレも『金曜ロードショー』以外は見てないなあ。 ) 普通にテレビをつけるとテレビ朝日が映り、「科捜研の女」や「相棒」の再放送を見ている。 以前見た回でも、犯人を覚えてないので問題なく何回でも見れる。 テレビ朝日でないときはTBSが多い(日曜の午前はずーとTBS。 ところが、この2局は左翼系らしい。 テレビ朝日はそれこそ朝日新聞系だし、TBSは毎日新聞系で、両紙は左翼系に分けられる。 一方フジテレビは産経新聞系で、日テレは読売新聞系で右翼系になる。 僕らの世代は反政府的思想が根底にあるのは否めない。 (反戦フォークソング世代だ。 ネットではかなり幅を利かしているが、彼らは自分で考える力がないのかと思う。 今回岡田晴恵先生のYoutubeを探した時、岡田晴恵批判の画像が多いことの驚いた。 ほとんど犯罪者扱いの映像だ。 ネトウヨの特徴である。 問題の本質を論ずるのではなく、過去の瑕疵を暴いて有名人をディスることに労を割く。 人を蔑む行為は、発言者自身も貶める。 TVでの岡田先生の発言内容は、感染学者としてはまっとうなものだと思う。 自分は感染学者であるからその専門の立場で発言するので、経済についてはそちらの専門家が意見を述べてほしい、ということは常に言っていた。 その感染症の専門家としての知識の真偽を確かめるべく、急ぎ3冊の著書を読んだ。 『怖くて眠れなくなる感染症』PHP研究所2017年。 『エボラvs人類 終わりなき戦い』PHP研究所〈PHP新書〉、2014年。 『強毒型インフルエンザ』PHP研究所〈PHP新書〉、2011年。 急いで読んだので、今読み返しているのだが、全体的に評価すると、感染学の教科書で学ぶようなことをわかりやすく書いているという感じ。 特に著者の偏見があるようには見えないが、その分独自性に欠けるともいえる。 強毒性インフルエンザもエボラウイルス病も感染症対策は同じで、新型コロナウイルスとほとんど重なる。 感染症というのはそういうもので、立ち向かう方法は同じなのだ。 人類は2000年以上感染症と戦ってきたのだ。 TVの解説も躊躇なくそれが使えたわけだ。

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